野帳こそ最強のメモ帳
こんにちは。
てらぴーです。
昨年でしたか、文房具界で、最高のペンを決めるとかいうイベントがありましたのは。
ならば、最強のメモ帳も決めてほしい。
って、もう決まってます。
希望小売価格200円。
反論は許すけどしないでね。
野帳には、語りつくせない特徴や果てしない可能性がある。
それを知らずに生を重ねることは、なんと悲しいことだろう。
例えば、あなたが友達と食事に行くとしよう。
あなたが、「今日はさ、カレーでも食わないか。カツカレーのおいしいお店があるんだよ」
と言った時、相手が、
「か、かれえ?なにそれ?」
と返答してきたとしよう。
あなたは信じられないだろう。そして、確認するだろう。
「あ、あれ、聞き間違い?カレーだよカレー、カレー食べに行こうって言ったんだ」
けれども友人は繰り返すばかり。
「え、だから、かれーって何?」
そんなやり取りを数回繰り返して、あなたは確信する。
ほんとにカレー知らないんだ。
それからあなたの中に、「こいつにカレーを食べさせたい」という、何とかして日本人にキリスト教を知ってもらいたい安土桃山時代の宣教師にも似た使命感が沸き上がってくるだろう。
あなたは、おもむろに提案するのだ。
「とにかく、カレー食べに行こうよ。おごるからさ。」
そして、キツネにでもつままされたような友人をカレー屋へといざなう。
そして、
初めてというカレーを口にした友人が叫ぶ。
「うめー、なにこれ、辛くて味濃いけどうめーよ。うまいうまい、あー、こんなの初めてだ。ありがとうな。俺、世界が広がったよ」
そこにあるのは歓喜、そして、なぜもっと早く出会えなかったのか、という後悔。
一つのプロダクトの完成形をあなたは見る。
これから、野帳の話をしよう。
(つづく)