野帳は、中紙も世界一
こんにちは。
てらぴーだよ。
野帳の話をするよ。今回は中紙。
野帳は、フィールドで、つまり野外で立ったままでも書けるように設計されてます。
片手で持って書く。
片手でしっかりとホールドできるように、表紙がほぼ360度裏表紙にくっつくまでまわせる。
このことも、野帳の大きな特徴だと思います。
それでは、中身はどうなっているのか。
いわゆる中紙は、40枚あります。
ページで言うと80ページ分。
ポケットに入れたり、表紙を裏返して使ったりということを考えれば、この薄さも妥当なところです。
厚くする、つまりページ数を増やすというのは、筆記に関して言うと、「記憶容量」が増えるみたいなものだから、厚いほうがいい。
10ページより100ページあったほうが、たくさんのことを書けますし、また、長く使える。
野外調査においては、わずかな違いなのかもしれませんけど、荷物を減らせるのかもしれません。
でも、分厚くすることによって、表紙を裏まで回せなくなります。
野帳の特徴といってもいい360度の回転、これはやはり譲れないでしょう。
そう考えていくと、40ページというのは、ベストチョイスなのです。
個人的には、モレスキンのような分厚い野帳も見てみたい気がしますけど。
あくまで見てみたいだけ、使いづらいだろうなと思います。
中紙以外に、表紙と中紙の間に白い紙が表側と裏側に一枚づつあります。
製造工程上のことなのかもしれません。
ですから、野帳で、「文字や絵などを書ける部分」は42枚、86ページとなります。
表紙・裏表紙の裏側も白紙となってます。
さて、その中紙、3ミリ方眼となってます。
罫線は薄いブルー。
ブルーの方眼3ミリ。
これがたまらなくきれい。
方眼にもいろいろありますが、罫線の太さ細さもさることながら、色合いが、筆記するにおいては本当に大事。
これで失敗しているのがロディア。
最近変わったように思いますが、長年、太い線の方眼でしかも紫色。
どう考えても、筆記するうえでジャマ。
どうにもあの線が自由な発想を許してない。
多分その辺の評判の故なのでしょう、最近色が薄くなったように思います。
それに、ドット方眼が出てきましたし、灰色っぽい方眼のも見ました。
けれども、野帳の薄いブルーの3ミリ方眼にはかないますまい。
何度も言いますが、ブルーがめちゃキレイ。
加えて3ミリの先見性。
筆記をするうえで、3ミリは使いやすい。
そのまま3ミリをラインだと思って使う。でもこれは字が小さくなりがち。
そこで、野帳の2行を1行にして使えば、3ミリ×2で6ミリ。
これは、ノートのB罫なので、ノート感覚で筆記できます。
さらに、方眼なので、縦でも横でも使えます。
横のままだと、普通のノートの感覚でいうと幅がどうしても狭い、短く感じる。
でも、横にして使うと、狭くは感じない。
見開きで横にすると、B6カードくらいの大きさになります。
つまりB5ノートの半分。
これなら、ノート感覚での筆記に何の障害もありません。
ついでに言えば、3ミリ方眼できれいなブルーなので、見開きで、マインドマップも描けちゃいます。
ちょっとしたミニマインドマップで発想を広げたり、頭の中を整理したりもできるんです。
野帳の中紙は、その筆記のしやすさにおいても、世界一だと思います。