野帳はタフだ、カバーを拒否するぐらい
こんにちは。
てらぴーだよ。
コクヨの測量野帳「スケッチブック」は、フィールドノートです。
つまり、野外観察などに使うために生まれたのです。
ノートの中の野生児と言ってもいいぐらいです。
屋外での使用に適した表紙の硬さ、片手で持てる大きさ、そして、表紙をほぼ360度まわして使えることが、フィールドノートとしての特性をいかんなく発揮しています。
この、360度まわせることが、とても大きな利点特徴アドバンテージだと思います。
しかも糸綴じと相まって、とても堅牢にできている。
多少乱暴に扱ってもへっちゃら。
出身がフィールドノートですから。
どれくらい堅牢かというと、360度ひっくり返したままで、カバンとかに突っ込んでも大丈夫。
ポケットに入れたままでもオッケー。
ということは、今筆記しているページで折り返して、そのまま持ち運んだりしても支障なしってこと。
今書いているページのままポケットに入れたり、カバンにおさめても平気ということは、しおりとかいらないってことです。
手帳の課題というか使い勝手の指標に、ページにすぐアクセスできるかどうかという問題があります。
手帳によっては、ページの端に「切り込み」みたいのを入れて、右手の親指で押さえれば、目的のページ(の近く)がすぐ開ける、というのを売りにしているものもあります。
ただし、右利き用。左利きのてらぴーには使えません。
また、本などでおなじみのしおり、厚めの紙片にちっこい紐かリボンをつけて、該当のページに挟むというのもあります。
でも、これは落ちやすい、したがって、どのページが最新なのか、分からなくなります。しおりそのものもなくなりやすい。
しおりひもというのが最初からついている手帳もあります。
2本ついていると、なんだか得した気分になれます。
でも書くときに邪魔になることも。
しおりひもを後からつけられる「しおりセット」みたいのも市販されてます。
今書いているページ、今日のページへのアクセス問題はなかなか大変です。
でも、野帳なら、該当ページを開いたままにしておける。
こんな簡単なことはない。
細心のページを開いたまま、ジャケットや上着の内ポケットに入れて、取り出せさえすれば、すぐに筆記可能です。
出してすぐ。
これもまた、野帳の、コクヨの測量野帳「スケッチブック」の大きな特徴なのです。
しかし、カバーをつけてしまうと、さすがに360度まわすことはできません。
てらぴーもかつて、ふんぱつして、野帳用の本革のカバーをあつらえようかと思って、ネットで調べてみたことがあります。
でも、360度開けるという野帳ならではの特徴を、捨てることはできなかった。
筆記をするときもそう。
特に野外で立ったまま筆記する時に、左ページをグルんとまわして表紙と裏表紙をくっつけて書くというスタイルが、持ちやすいし、書きやすい。
また、座って書く時も、太もものところに置いて書くと書きやすいのですけど、この時も、360度の回転が筆記を楽にしてくれます。
とまあ、そんなわけで、カバーへのあこがれはあるものの、野帳を野帳らしく使うために、カバーは我慢です。