丸善の図書カード
こんにちは。
てらぴーだよ。
丸善に行ってきたよ。
大きい文房具屋さんに行くとしたら、丸善は外せないでしょう。
若い人は、ロフトとかハンズに魅力を感じるのでしょうけど。
それでも、丸善という響きには、ちょっと高級な、したがって、ちょっとお高いお店、という感じがあるのです。
何しろ、明治時代の文学青年にとっては、丸善の洋書の棚を覗くことがステイタスだったらしいですから。
丸善=洋書、というイメージ。
高級な万年筆なんかを除けば、まずまずの大きな文房具屋さんですけど。
その昔、金沢にも、丸善のお店がありました。
今の「東横イン」があるあたり。
あの辺の地下に、お店があるにはあったのですけれど、洋書なんかの取次が中心のような感じ。
でも、入って見ることはできたはず。あんまりよく覚えてない。
その後、狭かったけど、路面店をその上に展開。
あまりにも狭すぎて、品揃えは少のうございました。
ただその頃は、まだ、丸善オリジナルの、レポート用紙とか図書カードなどを取り扱っていたように思います。
丸善のレトロなデザインのレポート用紙は好きでした。
それに、図書カード。
電子化される前、図書館での図書の検索には、5×3カードを少し小さくした図書カードをくって調べたものでした。
多分、丸善独占販売。
図書カードには、最初から、著者名や書名、出版社名などを書き込めるように、それらの欄が印刷されていました。
それを、個人の蔵書目録用に、B6の大きさにしたものも売られていました。
どちらも、厚くて硬い紙製でした。
丸善と言えば、図書カード。
金沢の路面店は、2、3年も続いたでしょうか。
やっぱり品揃えの少なさが災いして、程なく撤退。
金沢から丸善は消えました。
そんな事情もあって、丸善と聞くと、懐かしさが先に立ちます。
ロフトやハンズとはまた違った感慨がある。
大人になったような、上品な趣き。
万年筆とかに凝るようになったら、入り浸りたいものです。