野帳は、糸綴じ180度開閉
こんにちは。
てらぴーだよ。
ノートというものは、たいてい冊子の形をしています。
巻物のようなノートとか、あれば、買ってみたいと思いますけど、実際に使うとなると、どこからどこが1ページなのか、判然としません。
それに、あのことは32ページに書いたはず、とそこまではわかっても、巻物ゆえ、すぐにはたどり着けません。
ということで、巻物ノートはなし。
冊子ではなくて、1枚1枚が束ねられているものは、アメリカなんかだと、ノートパッドなんて言うようです。
でも、それだと、日本では、レポート用紙。
ノートとは区別されているでしょう。
それに、1枚づつ切り離して使うという前提で作られているので、ばらばらになりやすく、したがって、紛失しやすくなりますし、何度も見返すにも、不便です。
その昔、大学生は、今のルーズリーフのような1枚の紙に講義などを筆記して、まとまった時点で、今あるノートのように製本していたのだ、と聞いたことがあります。
明治のころ、だそうですが。
さて、冊子形式のノートも、大きく二つの方式があるように思います。
一つは、糸綴じ。
文字通り、糸で綴じられているもの。
丈夫な半面、何かの拍子に糸が切れたりすると、大変。
ばらばらになります。
それに、ページを1枚破ると、その続きというか、反対側のページも自動的に外れることになります。
ノートを忘れた友達に、1枚ちぎってあげたら、もれなくもう1枚ノートから離れていった、という経験をだれもがしていることでしょう。
もう一つの形式は、ボンドか何かで糊付けされているもの。
でもこれは、ボンドが古くなっていたり、硬くなっていたりする時に、バキッと折れやすい。
なので、安定してノートとして使えるという保証がない。
でも、冊子形式のノートは、筆記をする紙を束ねて持つということでは、最強の方法でしょう。
糸綴じ製本を、何針縫ったかという穴の数で、てらぴーはとらえています。
穴の数が6個だと、「6針」のように、自分の中では呼んでます。
今の野帳は、「6針」。
10年ぐらい前までは、「8針」でした。
変わったんですね。
なので、過渡期にあるときは、「8針」かどうか確認して買ってました。
ちなみに、無印で表紙が黒の野帳が売られていた時期がありました。
無印の流れで、ファミマにも置いてありました。
それは、「8針」でしたね。
近年、野帳の年間手帳バージョンが発売されています。
それらは、紙の質も違ってやや厚く、さらに、糸綴じの穴の数が段違いに多いのです。
ミシンでもってガーッて縫ったように、上から下まで綴じ合わされてます。
年間で使うからでしょうか、頑丈なつくりになってます。
でも、そのせいで、野帳の大きな特徴である、360度の開閉が困難になっているように思います。
そんなことを考えると、「6針」でいいのかなあとは思いますが、「8針」の復活を望む。
さて、糸綴じですが、これのおかげで、180度開くことが可能です。
多少の、押さえつけが必要ですけどね。
でも、とにかく野帳はフィールドノート。
頑丈さが売り。
360度開いたり閉じたりして、背表紙をくたくたに柔らかくすることもへっちゃらです。
こうすることによって、開きやすさが大幅にアップします。
180度の水平開きもお手の物です。
コクヨの測量野帳「スケッチブック」は、どこまでも使い勝手がいいのです。