メモ体質養成ギプス その1
こんにちは。
てらぴーだよ。
その昔、手帳に求められるものは、スケジュール欄、メモ欄、それから、住所録だったように思います。
鉄道路線図とか、単位の換算表・度量衡なんてのもありました。
携帯電話のおかげとメールの発達で、手紙を書くことが少なくなって、住所録は、持ち歩きしなくてもよくなりました。
それで、手帳から消えました。(残っているものもあります)
スケジュールが、パソコンやスマホで管理できるようになると、紙の手帳でなくてもいい、ということになって、手帳を持たない人が出てきました。
ですが、その一方で、紙に手書きすることの良さも、再確認されているように思います。
ただ、スケジュール管理は、手帳の専売特許ではなくなりました。
さて、メモです。
メモは、取る、取らないから始まって、どれくらいの量を取るのか、個人差が大きいのではないでしょうか?
メモを取る理由も様々でしょう。
単なる記録としてのメモから、考えたことのメモ、その時の気持ちメモ、それから、ひらめきのメモまで、その内容や質も多岐に渡ります。
メモは、何を書くにせよ、役立つし、楽しいものです。
では、メモ体質を作るには、どうしたらいいのでしょうか?
メモの仕方、書き方について書いた本は、毎年のように出版されています。
それほど、関心の高い分野なのでしょう。
さすがに学会とまではいきませんが、メモの取り方や生かし方についてのジャンルを「メモ学」と呼びたいくらいです。
メモについて書かれた本は、メモを取ることの効用を述べて、「さあ、メモを取りましょう」と言った後、すぐに、メモの生かし方に入るようです。
つまり、どのようにメモを取ればいいのかが抜けている。
てらぴーが提唱するメモの取り方の第一歩は、「道具をそろえよう」です。
そのまえに、「メモを取ると決意する」がありますが、割愛。
メモ体質になる最初のステップは三つです。
「買う」「組む」「置く」です。
「メモを取りましょう」と言われて、即メモを取れない方もいらっしゃるでしょう。
メモ用紙も筆記具も身近にない人です。
あっても、何かと兼用で、メモ専用ではなかったりします。
すると、あれ?どこ?てな感じで、探すことになります。
ここはひとつ、メモ専用のメモ帳と筆記具を用意しましょう。
メモ帳と4色ボールペンを、それぞれ5つぐらい用意して下さい。
すぐに取り出せる人もいれば、そうでない人もいるでしょう。
無かったら買いましょう。
100均で揃えれば、たいした金額にはなりません。
ペンは、シャーペンや単色のボールペンではなくて、4色ボールペンをお勧めします。
理由は、メモをする項目によって色分けする、のではなく、ボールペンって、突然出なくなる時があるからです。
シャーペンもそう、芯が無くなることがあります。
要するに、メモしようとしたら書けないということが起こりうる。
これは結構ストレスです。
なので、それを避けるための4色ボールペン。
4色同時に書けなくなる、というのは考えにくい。
特にひらめきメモは、すぐに書かないと、永遠に失われます。
なんか思いついた経験だけが残って、その内容はどうしても思い出せない。
そういう経験は誰でもお持ちだと思います。
なので、筆記の保険として、4色ボールペンをお勧めします。
メモ帳は、いわゆる裏紙でもいいと思います。
メモですから、それをそのまま人に見せたり、正式な書類にしたりすることはないでしょう。
ただ、一枚では心もとないので、裏紙でも、束にしてクリップで止めるとか、ひと工夫が必要です。
メモをするという特性から、大きさは手のひらサイズがいいでしょう。
次に、用意したペンとメモ帳をセットにします。
これが、「組む」。
そして、そのセットを自分が立ち寄るところに配置します。
これが「置く」です。
玄関から始まって、洗面所、トイレ、リビング、台所、自室、寝室、それから、車の中。
カバンの中や仕事場の机の上。
とにかく、メモをする可能性のある所。
いつでも、メモ帳とペンを持ち歩く、という方法もありますが、忘れることもありますし、普段胸ポケットに入れていたが、たまたまポケットのないシャツか何かだったので、メモしようとしたけどできなかった、ということも考えられると思います。
メモの要諦は、「いつでもどこでもすぐ」です。
そのためには、「メモを取ろう」という決意だけではだめなのです。
実際にその場にメモ帳と筆記具がないと、取れません。
取らない経験が続くと、決意もしぼみます。
メモを取る体質に変える第1歩は、メモのセットを身近に置いておく、それが、最初の3ステップ、「買う」「組む」「置く」なのです。