項目別に、夢を描いてみよう
Мさんへ
こんにちは。
てらぴーだよ。
夢は、妄想とは違う。
例えば、「夢は何ですか?」と聞かれて、「年収1億円にしたい」と答えたとしよう。
ありがちな話ではある。
でも、その1億円で、何をどうしたいのだろう。
何の考えもないのだったら、使い切れなくてただ余らすだけではないのか。
さほど欲しくもないのに、高級車を何台も買ってみたりとか。
いきなり寄付をしてみたりとか。
結局は、単なる消費に終わるのではないか。
そのお金で何をしたいのか。
なぜそのお金が必要なのか。
その答えが、夢というものだろう。
だから、夢と妄想は違う。
そこを間違えて、巷間よくある「自分の夢を無制限に書いてみよう」に騙されて、妄想を書き連ねてはいけない。
だからと言って、地に足をつけすぎて、現実的にすぎるのも「夢がない」。
夢を描く、自分にとっての、空想に走らない夢を描くには、自分にしっかりと向き合わないといけない。
「自分に向き合う」というのが、漠然としているというのなら、項目別に考えてみてはどうだろう。
例えば、家族。
あなたはまだ親元にいるけれども、そのままでいいの?
将来、どんな家族でいたいのか。
親元を離れて独立して、自分の家族を持つとしたら、どんな家族かな?
どんな人数構成で、どんな生活をしているだろう?
目標とする家族はいるだろうか?
現実に存在する家族でもいいし、映画や小説なんかの中で見た家族でもいい。
友人関係はどうだろう?
どんな友人たちに囲まれていたい?
パーティーをするとしたら、どんなメンバーにいて欲しい?
今付き合っている友人たちに加わるとしたら、どんな人たちがいい?
これから、どんな人たちと交際していきたい?
10年後、どんな人たちに囲まれて笑っているだろうか?
学びはどうか。
これからどんな事柄を身に着けたいのか?
知識、教養、考え方。
お手本としたい人はどんな人で、どんなことをしているのか。
仕事はどうだろう。
何をして、社会とつながっているだろう。
会社だろうか?個人商店のようなところだろうか?
独立して、自分で何かしているだろうか?
それは、作る仕事だろうか?
お客さんに、何をもたらす仕事だろうか?
仕事を離れて、社会と関わるとしたら、何が考えられるだろうか?
いろいろな社会問題があるけれども、あなたが強く関心を持っているのは、どのような分野のどんな課題だろうか?
趣味の領域はどうだろう?
今までしてきたことで、これからもし続けたいことは何だろう?
これから、やってみたいことは何だろう?
そして、お金について。
どれくらいのお金を手にしたいのか?
年収とか、財産とか。
手にしたお金で、何をするのか?
最後に、あなた自身のこと。
どんな体でいたい?
何を食べて、体力はどうで、何歳まで元気だったら満足する?
その体力で、何をする?
心はどうだろう?
どんなメンタルを自分に与えたい?
どんな性格で生きたい?
どんな気持ちで毎日を過ごしたい?
そして、どんな自分でいたい?
どんな自分になりたい?
「家族」「友人」「学び」「社会とのかかわり」「仕事」「趣味」「自分の体力」「自分の心・精神・魂」「自分」、ほかにも考えられたら付け加えてもかまわない。
今すぐに書けなくても気にしない。
自分の人生の方向性をはっきりと決めよう。
そしてそれは、書き出すことで明確になってくる。
今日も、ノートを開こう。
ではまた。