時には、ノートに感情をぶつける
Mさんへ。
こんにちは。
てらぴーだよ。
仕事でもなんでも、調子がいい時もあれば、そうではない時もある。
大まかに言って、調子が良くないと、又は、悪い結果が出たりすると、そちらのほうが「標準」というか、普通の状態で、うまくいってた時は、「まぐれ」みたいなものだと考えやすい。
例えば、生徒がテストで、いい点を取った後に、悪い点を取ったりすると、
「ああ、この前のいい点は、まぐれだったんだ」
というふうに考えがちだ。
でも、そんなことはない。
どっちが実力なのか、にわかには決めがたい。
テストの範囲も違うだろう。
単純に比較なんてできない。
まぐれでいい点を取るのなら、まぐれで悪い点を取ることだってあるさ。
まだまだ様子を見ないと分からない、と思う。
同じように、仕事やプライベートでも、悪いことが続いたとしても、それをすべて自分の責任にするのは、考えものだ。
だから、落ち込む必要なんてないんだ。
失敗をして、へこんだとしても、戻らないといけない。
仕事や日常の流れの中に。
立ち止まったり、背を向けていてはいけない。
試しにノートに、落ち込んでいたら、その落ち込んでいる状況を書いてみる。
その時の気持ちを表す言葉を書き連ねてみる。
自分の状況を、他人になったつもりで、実況中継してみる。
時には、自分や相手に対する気持ちを、浮かんでくる言葉そのままに書いてみる。
バカヤローとか。
もっとひどい言葉が浮かぶこともあるだろう。
チクショーみたいな言葉だけを書きなぐってもいい。
ノートが破けてもいい。
ノートのページを破いたっていい。
それが、自分の気持ちに向き合うことだから。
すまして書くなんて無理という時だってある。
じっと座ってなんかいられない、という時もあるだろう。
けれども、いつまでも怒り続けることはできない。
泣き続けることもできない。
だんだん、エネルギーが、落ち着いてくるから。
すると、自分の変化にも気づくだろう。
もう叫びたくないとか、泣きたくないとか、怒るのは今回はここでやめにしようとか。
そういえばのどが渇いてると、気づくこともあるだろう。
おなかがすいていたんだ、と食欲を感じるかもしれない。
そうやって、興奮もおさまってくると思う。
そうして、まだ何か書きたかったら、書けばいい。
気持ちを開放して、どんなだったか、書きなぐることは、自分にとって有効だったか。
書き記すことで、少しづつ、自分は感情が高ぶった時には、こうしたほうが回復が早いいんだ、なんてことが分かってくる。
長所は伸ばす、短所は許す。
短所にばかり目を向けていてはいけない。
自分を責め続けてはならない。
何があろうとも、ご機嫌になる修行をするために生まれてきたのだから、という説を、僕は信じている。(笑)
破かれたって、くしゃくしゃにされたって、あなたがご機嫌になれば、ノートだって嬉しいよ。
ではまた。