紙の大きさが思考の限界になってませんか
こんにちは。
てらぴーだよ。
それでも、手帳・ノートの類を1冊にしないのはなぜか。
この1冊に、スケジュールもちょっとしたメモも考えたことも何もかも、すべてを時系列に書いておけば、探し物をしなくて済む。
なぜなら、必ずここに入っているからだ。
なんて言う、手帳術ノート術を目にすることは多いです。
元外務省の分析官・佐藤優さんも、コクヨのキャンパスノートに、月間のスケジュールや読んだ本の書き抜きなどをまとめているそうです。
100枚つづりの、分厚いノート。たぶんB5。表紙がピンクだったから、A罫、7ミリ。
「1冊にまとめなさい」の、本家本元・奥野宣之さんは、小さめの、文庫本サイズのノートだったと思います。
ある方のサイトを見ていたら、「ものすごいノート術を教えてもらいました!」とあったので、何かな?と思い読んでみたら、「時系列に1冊にまとめる」でした。
これほどまでにもてはやされている「1冊にまとめる」。
でも、てらぴーは、分冊派。
なぜなのか?
前にも書いたかもしれませんが、すべてを1冊にまとめるのは、もったいないというか、さみしい。
これだけたくさんの魅力的なノートやカード、手帳があるのに、1冊しか使えないなんて。
それに、スクラップもしたい。
そうなると、「1冊にまとめる」では、ノートがとんでもなく膨れてしまう。
そのスクラップも、お気に入りの写真などのスクラップから、記念スクラップ、レシートスクラップと、やはり何種類かはあるので、スクラップだけを1冊にまとめるのも難しい。
それに、普段はB6の手帳とか「1万円札よりほんの少しだけ大きい」野帳に主に書いてますけれど、時には、広い大海原に出たいのさっ。
なんていうか、やっぱり言葉でも、「発想を広げる」って言うじゃありませんか。
もっと自由に、のびやかに、筆のおもむくままに、書き散らしていく。
言葉の連想を、たてよこななめに広げていく。
柔軟に考えをのばしていく。
もしかしたら、僕たちの思考は、その時書いている「紙の大きさ」に、意外なほど、つまりは無意識のレベルで、制約を受けているのかもしれません。
紙の大きさが発想の限界、みたいな。
確かに、野帳、幅狭いですもん。
すぐに改行しなきゃいけないし。
見開きで、マインドマップ、書けますけど、「ミニ」になるのは避けられません。
A3をはるかに超えた模造紙(ポスターとかによく使う)でマインドマップとか、自分の考えを吐き出す人もいます。
壮観ではありますが、そこまでいかなくても、A4またはA3で十分、考えや感情や発想などを広げられます。
そしてそれは、時には必要なことなのでしょう。
頭の中にごちゃごちゃと詰められた「情報」をすっきりさせるために。
いわば、頭の断捨離。
「こんなことを考えていたのか」「こんな風に考えていいんだ」、紙の制限を取り払うと、伸びやかな思考が現れるはずです。