あなたは今どこにいますか?
Мさんへ
こんにちは。
てらぴーだよ。
今あなたは、どこにいるだろう?
もちろん、自宅にいるとか、仕事場だとか、そいうことを聞いているのではありません。
目標に対する現在地、それはどのへんでしょう?
それが分からないと、次に何をしていいのかもあいまいになります。
その時は一生懸命取り組んでいたと思っていたのに、後から見て、無駄なことをしていたな、と気づくこともあります。
同じところで足踏みをしていたとか、方向違いの努力だったとか、そんなことにならないためにも、現在地の把握は大切です。
そのためには、目標というか登山に例えると、頂上が分かっていないといけません。
自分の目指しているのはどこなのか、どこにたどり着けばいいのか。
それから、自分の取っているルート、これへの自覚が必要です。
登山でも、たいていは複数のルートがあるものです。
そのルートは、自分にふさわしいのか。
自分の力に見合ったものなのか。
登山と違うのは、ルート変更が可能だということです。
このやり方ではまずいというのなら、やり方を変えればいい。
ルートがどうなっているのかがわかるためには、地図が必要です。
多少ぼやけていてもいいので、そのルートは頂上につながるのか。
時には、地図を取り換えることが出てくるかもしれません。
それもまた、魅力の一つなのだ、くらいに考えましょう。
そして、現在地。頂上に対して今どの辺にいて、この後どんな展開になるのか、自分は何ができるのか。
毎日を、ただ漫然と生きていてはもったいない。
食べて寝て、仕事をして、それでおしまいというのではあまりにもさみしい。
けれども、ではどうしたらいいのか、十分に考え続けないと、流されるばかりです。
登山の例でも言いましたが、ルート変更なんていくらでもしていいんです、この人生においては。
自分に与えられたスペックがあるでしょう。
個性と言ってもいいし、才能と言ってもいい。
それをどう生かすのか、でもそのためには、そのスペックが分かってないと、生かしようがない。
自分を低くとらえてはなりません。
謙遜は美徳ではありません。
自分は大した能力もないので、この仕事で十分なのだ、それは傲慢というものです。
あなたのあなたらしさは、あなたの「好きなこと」に潜んでいます。
今の現在地で、その「好きなこと」はどれくらい実行できていますか。
好きだけど我慢していることはないですか。
もし保留状態の「好きなこと」があるのなら、それができるルートを考えてみませんか。
自分をもっと喜ばせてみませんか。
そのことが実は、頂上への近道だったりするのです。
では、また。