ノウハウ・スキル・テクニック、「結果」だけを受け取ることは可能か

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

以前、もうだいぶ前、ちょっとしたご縁で、中1の女子生徒の家庭教師をしました。

 

確か期末テスト限定で。

 

その子は、塾には行ってたのですけれど、補助のような形で2週間ほど教えました。

 

その塾は、その中学の生徒限定のハイレベルな塾でした。

 

数学と英語は授業があったように覚えてますが、そのほかの科目はプリント学習だったと思います。

 

テスト対策では、僕は数学と国語を教えました。

 

ある時、数学のノートチェックをしていたら、わけのわからない解き方をしています。

 

もちろん答えも違ってます。

 

不審に思って、「これどうしたの?」と聞いてみると、

 

「塾の先生に習った」

 

というのです。

 

どうやら、「こうすれば簡単に答えが出せる」というテクニック(らしきもの)を教わったらしい。

 

でも、そのやりかたをきちんと理解してなくて、ほぼでたらめという解き方になってしまっていた。

 

どんな問題だったか、詳しいことは忘れてしまいました。

 

彼女自身が解き方を理解できていなかったので、また、ノートに書かれた解き方もでたらめと言っていいレベルだったので、「復元」はできません。

 

どこをどうやったら「簡単に解ける」または「最短で答えが出せる」のか、全く想像できませんでした。

 

彼女のノートがもう少しまとまっているか、正解に近づいていれば、「なるほど、ここをこう考えたのか」という類推ができたのかもしれません。

 

そうすれば、その先生のテクニックの正当性も検討できたと思います。

 

受験に関しては、いろんなテクニックがあります。

 

有名なのは、速度の問題の「き・は・じ」でしょうか。

 

丸の中に、テントウムシの背中のように横線と縦線が引かれていて、それぞれに「き」「は」「じ」が割り当てられてます。

 

「き」は距離、「は」は速さ(速度)、「じ」は時間のこと。

 

問題文のそれぞれの数値をこの丸に当てはめると、計算できるというわけです。

 

ある意味理解がなくても答えを出せます。

 

でも僕は、今まで一度もこれを使ったことがありません。

 

理解が伴わないからです。

 

そして、理解が伴わない学習は、教えていて面白くないし、生徒の側も、「こなす」だけになってしまうと考えるからです。

 

それに、もし間違って立式しても、その間違いに気が付きにくくなります。

 

また、間違えて直すときにも、よく分からずに、ただ掛け算を割り算に変えた程度の直しをする事例も、今までさんざん見てきたからです。

 

「き・は・じ」というのは、理解した後に覚えるときにはありがたいものですが、最初から覚えるテクニックではありません。

 

テクニックだけで問題を解く癖をつけると、例えば方程式の問題で、「どこが分からないの?」と聞かれて、「式の立て方が分かりません」と答える、何も考えてません生徒に成り下がります。

 

さて、受験勉強に限らず、世の中には様々なテクニックやスキル、ノウハウがあります。

 

なんとかハックと呼ばれるものも。

 

それらの「結果」と言いますか、「やり方」の部分だけを取り入れることは可能なのでしょうか。

 

どうしてそうなるのか、どうしてここでそれをするのか、どうしてこれは省略できるのか、そういった、テクニックの「背景」を知ることも重要だと思います。

 

「時短」のご時世、「瞬速」で答えを出したいのしょうか。

 

でも、「瞬速」で役に立たなくなりそうです。

 

急がば回れ、というではないですか。