倉式珈琲は雰囲気もサイフォンも丸

ところでコーヒーの話だが、サイフォンで淹れたコーヒーが濃くて美味しい。

 

昨日の午後、時間があったので、倉式珈琲で一休みしました。

 

ここは、コーヒーをサイフォンで淹れてくれるのです。

 

f:id:sayapapa2001:20190627104305j:image

 

2杯分あります。

 

店内は午後のおやつの時間だったせいか、満席でした。

 

外が見えるカウンターとか店内のカウンターは空いていて、でもすぐには座れませんでした。

 

案内されていつもの外が見えるカウンターへ。

 

ガラス窓のすぐ外に、細い竹が植えてあって、和風な感じです。

 

こういう雰囲気の演出が、カフェならではですよね。

 

自分ちでコーヒーを飲むときは、いつもと同じ景色なので、新鮮さがあまりありません。

 

一方で、自分がいいなと思えるインテリアや装飾の施されているカフェは、それだけで、来る価値があります。

 

コーヒーの原価なんてほんの少しで、あとは場所代なんて言われるのも、雰囲気の大切さを示しているようです。

 

ですから、店内の雰囲気も味わいに影響してきます。

 

倉式は、この竹があるせいで、お値段以上の時間を過ごせます。

 

午後に入るのは久しぶりだったせいか、こぶりのビスケットが付くのを忘れていました。

 

ちょっとラッキー気分です。

 

「あたり前田のクラッカー」の前田が出している「カルケット」を彷彿とさせる小さなビスケット。

 

って、どれだけの人がわかるんだ。

 

スイーツだって、これぐらいでちょうどいい、と思います。

 

ケーキとかになると重すぎます。

 

コーヒーの方が、添え物みたいに感じられるほど。

 

サイフォンなので、濃い目のコーヒー(今日のコーヒーはブラジルでした)を味わいながら、箸休めのようにビスケットをいただく。

 

ビスケットといっても少量なので、腹にたまることもなければ、コーヒーの味を邪魔することもない。

 

サイフォン式は、沸騰させて棒か何かでかき混ぜたりするせいか、煮立てる感じがします。

 

そのせいで、濃い目の味になるのでしょう。

 

コーヒーは不思議です。

 

豆の焙煎に始まって、粉に挽いて、それから(ほとんどの場合)お湯で抽出します。

 

そのそれぞれの工程で、様々な方法があります。

 

そして、どのやり方を採用するかで、味わいも微妙に変わってくる。

 

それからもっと言えば、どんなカップで飲むのか、どこで飲むのか、誰と飲むのか、そうしたことも、コーヒーの味に影響を与える変数となるのでしょう。

 

そのように考えれば、固定したコーヒーの味なんてないのかもしれない、と思えてきました。

 

あるのは、美味しいかそうでないか。

 

これからも、できるだけ美味しいコーヒーをいただきたいものです。