本を読むことは、ご飯を食べること

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

人はなぜ、本を読むのでしょう。

 

食べ物を摂る、食事をすることの比喩で考えてみると分かりやすいかもしれません。

 

なぜならどちらも、栄養を与えることだから。

 

一方は体に、もう一方は頭に。

 

ものを食べる言い方は、学ぶことにも比喩として使われます。

 

例えば、理解ということに関して、「呑み込みが早い」、あるいは「呑み込みが遅い」と言ったりします。

 

これ以外にも、

 

(内容や表現を)味わうとか、歯ごたえ(がある本)と言ったりしますし、

 

かみ砕いて説明する、

 

(相手の言ったことなどを)鵜呑みにする、

 

消化不良を起こす、

 

血や肉となる、

 

等々、いろんな言い方が暗喩になってます。

 

だから、本を読むということは、食事なのです。

 

そして、食事にも、いろんなレベルというか、バリエーションがありますよね。

 

きちんとした食事もあれば、簡単に済ます食事もあるし、ジャンクフードやスナックもある。

 

あなたの読書は、どんな食事でしょうか。

 

最初から丁寧に読んでいく読書は、ちゃんとした食事、それもフルコースのようなものかもしれません。

 

一品一品しっかりと味わう。

 

栄養も満点。

 

料理の品数も多くて、しかも全体を楽しむ、そんな読書。

 

これに対して、気になったところだけ読んでいく読書もありです。

 

小説などでは、難しいでしょうけれども、ビジネス本だと全然ありですよね。

 

エッセイなんかも、そんな読み方でオッケーです。

 

興味があるところだけ、役立つところだけ読んでいく読書です。

 

短時間で済ます、スナックのような読書もあるでしょう。

 

暇つぶしみたいに、すぐに始められて途中でも簡単に終えられる。

 

読みなれた漫画本をパラパラめくるイメージでしょうか。

 

ただし、この読み方が、「主食」になると大変かも。

 

「栄養の偏り」が心配になります。

 

もっと軽い、食事ではなくて、嗜好品のような読書もあるでしょう。

 

コーヒーを飲むような、アルコールをたしなむような、生活のアクセントになる読書。

 

それから、夜食のように、夜寝る前の読書もしている人が多いのではないでしょうか。

 

布団やベッドに入って、寝るまで読書。

 

あの寝落ちの瞬間がたまらなく好き、という人は多いと思います。

 

一日の終わりのルーティンになっている人も多いのでは。

 

てらぴーもこのタイプ。

 

読書のスタイルは様々です。

 

いろいろやってみて、自分に合うやり方で読めばいい、基本はそうですよね。

 

その時に、他人の、特に読書好きの人とか、「達人」の方の読み方が参考になることもあるでしょう。

 

気を付けないといけないのは、ジャンクフード。

 

でも読書の場合、どれがジャンクフードなのかわからないこともしばしばです。

 

読んでみてしばらく読み進めて、「あ、この本には、自分が求めている栄養はなさそうだ」と分かることだってあるんですから。

 

何事も経験です。

 

書物には、何かしらの栄養が隠れています。

 

それを発見する力と吸収する力を高めていきましょう。