奥歯のあたりがきゅっ!それが、柑橘系
ところでコーヒーの話だが、久しぶりにペーパードリップで淹れてみました。
コーヒーってば、味もそうだけど、香りを楽しむ飲み物ですよね。
その香り、アロマは、ペーパードリップだと紙(濾紙)に吸収されちゃうのだそうです。
ということを知識としては知ってました。
なので、手軽ではあるものの、今ひとつペーパードリップにためらいがあったのです。
それ故、ペーパーで淹れるときは、香りよりも手軽さ重視の時。
今朝もそんな気分だったのでした。
セリアで買ったステンレスのグルグルなドリッパーに、円錐ではない普通の紙を円錐のように折り込んで使います。
よく見る台形タイプのより、円錐になってた方がお湯の流れが一点に集中するので、コーヒーの特徴が出やすいのだとか。
濾紙も、折り方を変えただけで、フィルターの役割は変わりません。
味、濃厚に出て欲しい。
味音痴なんですけどね。
で、久しぶりのペーパードリップです。
一口で、
味全然違う!
こんなに違ったっけ、ていうくらい、初めてペーパーで淹れてみました、っていうくらい、こんなの初めてかも、っていうくらい。
語彙力をなくすぐらいびっくり。
もうね、酸味が出過ぎ。
苦味が引っ込んで、酸味が味と香りの中心にいるみたい。
奥歯のあたりの頬の内側、そこに酸味が集まって存在感を高めてます。
でも苦味もすぐそばにいて、だから、酸味に苦味がミックス。
でも全面の前面に出ているのは酸味。
ところが、苦味もそこにはあるので、変な、時間が経ちましたね、の酸味ではない。
十分味わえる酸味に仕上がっています。
この、苦味を伴った酸味が何に一番近いか、というと、グレープフルーツのあの苦味、と言ったら通じるでしょうか?
グレープフルーツって、かすかな、しかし特徴的な苦味があるではないですか。
あの感じ。
なので、酸味の中に、柑橘系の香りを感じます。
ああ、よく「柑橘系」って言われているのはこれのことかもと、実感できます。
奥歯のあたり、その、頬の内側を中心に柑橘系の味わいが感じられて、ちょっと「皮膚?」がキュッとなる感覚。
梅干しの酸っぱさを思い出して唾液が出る瞬間のあの感じ。
唇をすぼめたような感覚。
柑橘系、こんなに堪能したのは久しぶり。
こまめに何度も口に運び、顎の付け根の内側のあの「キュッ」って感じを楽しみました。
タンザニア、やるねえ。
今朝は、柑橘系の酸味を楽しめました。