行きつけのお店が自分史を彩ってくれる
こんにちは。
てらぴーだよ。
昨日のレシートスクラップです。
どんなお店にも、自分との個別具体的なつながりがあります。
そのお店の中の人たち、従業員が変わっても、そのお店に通い続けているのなら、自分との関係は連続しています。
そのつながりを時系列に並べると、自分史の一部となることでしょう。
あなたはこれまで、どんなお店とどのような関係を築いてきたのでしょうか?
どんなお店でも、初めての入店がありますよね。
それはいつ頃で、どんな事情でそのお店に入ってみたのか。
その、ファーストコンタクトをはっきり覚えていることもあれば、いまではすっかり忘れてしまったというケースもあるでしょう。
それから今まで、どれくらいの頻度でそのお店を訪ねているのか。
行きつけのお店となっているか、そこまでのおつきあいではないのか。
1週間間が空いたら寂しく感じるのか、月一ぐらいでちょうどいいのか、買いたいものができたときだけ顔を出すのか。
特筆すべき出来事は、何かありますか?
例えば、そのお店で、何か大きい買い物をしたとか。
あるいは、いまでも心に残るスペシャルなことがあったとか。
そのお店に行くことで、あるいは通い詰めることで、どのような思い出が作られたのか。
逆に、自分からの思い入れはないのか。
そのお店のどこが気にいって、どこが残念だと感じているのか。
生活を重ねることは、様々なお店と繋がりを持ち、あるいは離れあるいは続いていくこと、と捉えることもできるのではないでしょうか?
新しく自分の生活に登場するお店もあれば、自分史から消えていくお店もあるでしょう。
お店自体がなくなってしまったり、すっかり風貌を変えてしまうことだってあるはず。
一期一会、と考えれば、そのお店で買い物をするのはこれが最後かも、なんて考えていたら、思わず余計なものまで買ってしまいそうです。
お店のスタッフと、会話など交わさなくても、そのお店に顔を出すことが、自分の中で定番になってたり、毎日ではないにせよ「日課」のような定点観測の場所であったり。
行きつけのお店ともなると、商品の陳列にも、一家言持っちゃったりしませんか?
またはメニューなんかにも、「一言言わせてほしい」と一人でツッコミを入れてみたり。
自分の散歩コースやお出かけエリアに「なじみの店」が増えるのは、楽しいものです。
新しいお店ができたので、コースがちょっと変わってしまった、なんてことは日常茶飯事なことでしょう。
その昔、金沢ローカルでやっていたテレビコマーシャルで、おばあさんのこんなセリフがありました。
「あんたがおるさけ、いくんや」
(あなたがいるから、このお店に来るんですよ)
いろんなお店を経めぐりながら、今日も自分の歴史を重ねていくのです。