手帳の時間で、セレンディピティを鍛える

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

夜寝る前の、マインドフルなひと時、手帳の時間。

 

今日も1日が終わろうとしています。

 

1日を振り返って、自分の中にどんなことが蓄積したのか、確かめてみましょうか。

 

人生は、ジグソーパズルのようなものです。

 

1日、日1日と、パズルのピースを集めて「自分の人生」を作っていく。

 

今日あなたが手にしたピースは、どんな形をしてますか?

 

そもそもどんな「完成形」に向かっているのか、でもそのイメージは、自身の成長に合わせて変わっていくもの。

 

アップルをつくったあまりにも有名なスティーブ・ジョブズが行った、スタンフォード大学の卒業式のスピーチをYouTubeで、時折聞くのですが、なんていう人生だろうと思います。

 

養子に出されていなかったら、最初の養父母がオッケーしていたら、ウォズニアックと出会っていなかったら、大学を中退していなかったら、アップルを首になっていなかったら、・・・・・・いろんなことが、アップルコンピュータに、アイフォンにつながっているのです。

 

卒業式のスピーチでは、自身の体験を踏まえて、初めに「点と点をつなぐ」話をしています。

 

誰の人生でも、点と点がつながって、一つのストーリーになるのでしょうか。

 

今という地点から、過去を見渡した時に、すべての出来事が今につながっていると気づけるのでしょうか。

 

どうして自分は今ここにいるのか。

 

どのような偶然や必然が手を携えて、あなたの今を形作っているのか。

 

「今」は、「過去」にならないと見通せない。

 

その時は「最悪」だと思ったことが、後になって、必要なことだったと実感できたり、後になって、結局うまくいっていたとなることは、おそらく、誰にでもあるのでしょう。

 

ただ過ぎていくだけの人生を、誰も送ってはいない。

 

僕もはるか昔に、ある人に出会ったことで、

 

人は必要な時に必要な人に会う

 

ということを実感したことがあります。

 

セレンディピティという言葉があって、偶然の幸運という風に理解されています。

 

たまたま必要な人に出会ったとか。

 

どうしていいかわからない時に、切り抜けるヒントになる言葉が、たまたま見た看板に書いてあったとか。

 

その時の自分に必要な情報が、たまたま見た雑誌に載っていたとか。

 

○○について知りたいと思っていたら、たまたま歩いていた隣の人たちが、そのことについて話していたとか。

 

そして、どうもこの「たまたま」は、コントロールできるらしい。

 

思想家内田樹先生の本当の顔は、武道家ですが、そのお師匠さんの多田宏先生が、セレンディピティの達人なのだとか。

 

必要な人を必要な時に引き寄せる。

 

内田先生は、それが、武道の鍛錬の成果なのだとおっしゃいます。

 

凡人の僕などは、見通しも何もありませんが、せめてはきょう1日の棚卸しをして、「このままでいいのか」「このままではよくないのか」の仕分けぐらいはしておこうと思うのです。

 

それが毎日の、手帳の時間なのです。