レシートから、あれこれ思い出すことども
こんにちは。
てらぴーだよ。
昨日のレシートスクラップ。
レシートを確認することで、行動と買い物を俯瞰して見ることができます。
レシートには時間も刻まれているので、便利です。
何時にどこのお店に入って、どんな買い物をしたのか。
その時間帯にそのお店に行ったのには、もちろん理由があります。
それを、レシートを見返すことで再確認できる。
直行だったのか、迷った末の選択だったのか。
散歩などの途中だったのか。
時間が経てば忘れてしまう、小さなことでも、集積していくうちに、何かしらの傾向が見えてくることもあるでしょう。
その店でどれくらい長居をしたのかどうかも、自分の行動傾向になると思います。
普段は2時間ぐらい読書などをして過ごすのに、その日は30分で切り上げたとか、そこにその日ならではの理由もあるでしょう。
そんなことも忘れずに記しておくと、自分の足跡の記録になることでしょう。
もちろん、買い物だけが、行動ではありません。
レシートのない行動もあります。
それはメモ帳に預けてしまいましょう。
レシートという「物的証拠」に焦点を合わせた、特殊な日記なのです、このレシートスクラップは。
昨日は、たまたま久しぶりに、「ブックオフ」に行きました。
そこで、本を五冊買ったのですが、レシートでは、ただ「単行本」「新書本」としか印字されてません。
どんな本だったかは自分で覚えています。
でも、忘れやすいので、本の方に日付けを書いておきます。
特に古書とは、「出会い」ですから、これを逃すと、未来永劫手に入らなくなる本もあるのです。
大げさですけど。
今でも忘れられないのは、歴史学者・津田左右吉の『古事記及び日本書紀の新研究』(だったはず)が、早稲田の古本屋に出ていて、しかも「発禁」のハンコ付き。
戦前、当局により発禁の処分を受けていたのです。
2500円でした。
価格はだいたい相場か少し安め。
迷いましたが、すでに同じ本は持っていたため断念しました。
が、戦前の「発禁本」の資料としての価値はあると思いました。
次の日行って見ると、もうありません。
あの当時の選択としては間違いではなかったものの、少し悔やみました。
古本に限らず、ものとの出会いというのは、一度限りなのかもしれません。
ただ、同じものがたくさんあるので、その感覚が鈍っている。
いつでも買える。いつでも手に入る。
そんな風に過ごす癖がつくと、大切な出会いにも、鈍感になるのかもしれません。
一点物は大切に扱うけど、大量生産のものは、ぞんざいにして気にしない。
モノに限らないと思います。