諭吉の移動がわかる、レシートスクラップ
こんにちは。
てらぴーだよ。
昨日のレシートスクラップだよ。
財布を見て、何かとんでもないことが起こっているのでは?と思ったことはありませんか?
財布を開くと、
「あれ?確かまだ諭吉がいたはずなのに?
いない。
なぜ?いつの間にか誰かに抜き取られたのか?」
と思うことがよくあります。
ありますよね?
諭吉はすぐに姿を消す。
こんなに落ち着きのないやつだとは思わなかった。
『学問のすすめ』を書くぐらいなのだから、じっとしていればいいのに、と思う。
英世も、じっとしていられない。
時には、集団で来るくせに、何人かいる仲間も、引き止めようとしない。
お前ら、仲良しじゃなかったのか。
自分の思っている財布の中身とビジュアルが一致しない。
おかしい。
誰かが抜き取ったとしたら、どんな技を使ったのか。
どうして自分には、それが見抜けなかったのか?
それとも、あれか、「よしこさん(息子の嫁の名前)、ご飯まだ?」という認知症的なアレ?
いや、そんなことはない、第一ひとり暮らしだ。
記憶をさかのぼってみる。
幼稚園の頃、ブランコをこいでいたら、ブランコのチェーンが外れて頭に落ちてきて・・・。
いや違う、そこまでさかのぼらなくてもいい。
問題はここ2、3日だ。
もしかしたら、4、5日かもしれない。
慌ててレシートスクラップを見る。
最近のレシートは細かい。
何をいくら買って合計がいくら、それに消費税がかかるので総額はいくら、お客、この場合はてらぴーがいくら出して、お釣りはいくら払ったのか、そこまでわかるのだ。
そして、
レシートを丹念に追っていくと、諭吉、3日前のサイゼリアでお別れしてた。
そっか。
思い出した。
レジでのやり取りも目に浮かんできた。
おばちゃん、70超えてない?
いや、それはこの際関係ない。
人生100年時代の最先端の人ではないか。
80まで働くのだ。
かくして、レシートスクラップのおかげで、行方不明かと思われた諭吉は、人手に渡っていることが判明した。
頭の中と財布の中身が一致したのは喜ばしいが、諭吉のいない寂しさは、どうしようもない。
この寂しさを抱えて、今日を生きなければならないのだ。
それにしても、レシートスクラップを作っていてよかった。
もう少しで、自分を認知症だと自己規定するところだったのだ。
レシートスクラップは、アンチエイジングにも効果ありだ。