寝る前の手帳の時間で、マインドフルネスをやってみる

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

嵐のような暴風雨の後に、今は落ち着いて手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

マインドフルネスが流行ってます。

 

ひたすら「今」に集中する瞑想みたいです。

 

「レーズンエクササイズ」というのがあると聞きました。

 

レーズンを一粒つまみます。

 

その感触、手触りを確認します。

 

指の角度を変えて、色合いを見てみる。

 

表面の様子を見てみる。

 

においをかいでみる。

 

そしてゆっくりと口に入れるのですが、唇に触れたときの感触を確かめてみるとか、ゆっくり口に入れたときに、どのような感覚の変化が起こるのか、モニターしていくのです。

 

舌にのせたときの感触、感じられる味わい、舌で転がしてみたときの感じ。

 

噛むときもゆっくりと、どんな味が広がるのか、どのように広がるのか。

 

噛むにつれ、レーズンはどのようになるのか。

 

味は、どんなふうに変化していくのか。

 

噛むにつれ、レーズンの「姿」はどんな風に変わっていき、味はどのように変化するか。

 

においはどうか。

 

飲み込むときは、どんなふうに舌の奥や食道に入っていくのか。

 

その後も、イメージでモニターしていく。

 

胃に入って、やがて小腸に送られて、というふうに。

 

決して、このレーズンはどこで買ったっけ、いくらだったかな、ということは考えない。

 

あくまでも、今の体験から得られることだけに集中します。

 

ひたすら「今」に意識を注ぐのです。

 

それがマインドフルネス。

 

通常、私たちの意識は、過去や未来に飛んで、今に落ち着いていません。

 

あんなことしなければよかったとか、あれはよかったなあとか、過去を思い出したり、あの件はどこまで進んでいるんだとか、あれが近づいているが大丈夫かとか、未来に意識を思いめぐらせたりしています。

 

そうして、「今ここ」にない不安や後悔に自らを包んでいるのです。

 

そうした「妄想」から自分を解き放つのが、マインドフルネスだというわけです。

 

手帳に、未来の予定だけを書くのは、だから、心を「今ここ」ではないところに飛ばす迷走の始まりかもしれません。

 

せめて、手帳の時間を取って、今日はどうだったかについて自分と対話してみましょう。

 

今日1日のいろんなパフォーマンスがあって、今ここにいます。

 

今はどんな感じですか?

 

落ち着いていますか、不安がありますか?

 

心穏やかでないとしたら、何が原因でしょうか?

 

それは、今何かをすることで解決できますか、それとも、明日以降出ないと何ともできないことですか?

 

今どうしようもないのだったら、忘れて、今できることを探してみませんか?

 

明日以降に起きるかもしれない不安に、今包まれるメリットは何ですか?

 

今起きないのだったら、それらはみんな幻です。

 

借金取りが、ドアの向こうにいるのですか?

 

いたとしても、今はどうすることもできませんよね。

 

明日の不安は明日感じる、そんなエクササイズなのかもしれません。

 

または、何があっても心を落ち着けて布団に入る練習なのだと思いましょう。

 

それよりも、今できることを探して実行しませんか?

 

歯を磨くとか、パジャマに着替えるとか、スマホを充電するとか。

 

今の充実が、明日の充実につながると信じて。