デザートのケーキを選ぶみたいに来年の手帳を選んじゃう?
こんにちは。
てらぴーだよ。
雨のせいか蒸し暑い夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
答えを一つ、自分の選択としてはっきり出さなければならないのに、その過程がたまらなく楽しいという「問い」というのがあるように思います。
デザートのケーキのチョイスなんかがまさにそうではないでしょうか?
自分の定番のチョコレートケーキにするか、万人共通の定番イチゴショートにするか、いやいや季節がらモンブランだろうという声も聞こえ、意外と抹茶もいいかもね、という新たな選択肢も出てきて決められないと見るや、たまには思い切ってプリンアラモードはどうだ、となると、待て待てそれならパフェにするか、いやそれはいくら何でも「デザート」の範疇を超えているだろう、いやしかしケーキに限るとだれが決めたのだ、となって時間ばかりが過ぎていく、そんな経験あるでしょ?
「来年の手帳どうする?」もまさにそうで、はっきり一つに決めなければならないのだけれど、そうして決めたら1年間のお付き合いだから余計に迷っちゃうとなって、ここではないほかのお店に行けば、もっと自分に合う手帳が見つかるかもしれない、となんだか自分探しをしているみたい。
でも、その過程そのものがなんだかとっても楽しい。
書店に併設された手帳コーナーや、雑貨屋さんの手帳コーナーで「見本」の手帳を幾度もめくって確かめる、もう大体の中身は分かっているのに、そして、そんなに画期的な手帳なんて出てこないでしょとも理解しているのに、手帳めくりがやめられない。
たぶん売り場の95パーセントは去年も見たことのある手帳。
まったく新しいメーカー、まったく新しいコンセプトの手帳なんてたぶん、ない。
でも、去年と同じでも、中身を知ってても、手帳売り場に立って手帳をパラパラしていると、「季節の人」になったみたいな気がする。(だから何?)
各メーカーが「今年はこれ!」って出している手帳も、「去年と同じ!違うのは曜日がずれてることくらい」という相変わらずの手帳も、みんなみんな愛おしい。
売り場に立って、手帳を持って開いていると、この手帳のどこに何を書こうか、そんな自分の未来まで見えてきそうです。
持った時の重さの感覚、手で持ちながらページをめくるときの紙の触感、そんなクオリアだけを頼りに、手帳を選ぶのもありなのではないでしょうか?
10月ももう下旬、あと2か月と少し。
その間に「来年の手帳」について答えを出さなければなりません。
デザートのケーキ選びと違うのは、「食べておしまい」とはならなくて、1年間お付き合いが続くところ、でしょうか。