あなたの今日を書き記そう、手書きで
こんにちは。
てらぴーだよ。
雨が降っているけどその分暖かい夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
人間は、記録する動物です。
リスは、後で食べようと隠しておいた木の実の場所を忘れてしまうのだそうです。
でもそのおかげで、木の実は食べられずに、適当な距離離れたところで、芽を出せるのだとか。
人にももちろん「忘れる機能」がついていて、だからこそ、どんなことがあってもくじけないという面も持ち合わせています。
けれども、何もかも忘れるのもどうかと思います。
いやなことは記憶のかなたに流して、これからにプラスになることを書き記しましょう。
詳細に記録されていて楽しいのは、「育児日記」の類でしょうか?
多分つけている人は多いと思われますが、毎日いろんなエピソードがあったりして、書ききれないことでしょう。
親にとっても子供本人にとっても、後で見返して様々な感慨に浸れると思います。
もちろん、人生いろいろですから、その記憶が悲しみの記録になることもあるでしょうけれども、何もないよりは、はるかにプラスになると思います。
時に現実は残酷ですが、ものの形をとっった記録は、その人の支えともなるでしょう。
お釈迦さまも、偶像なんて作るなよとおっしゃてたはずなのに、何代か後の弟子たちは、それではあまりに悲しいと、せめては足跡だけでもと仏足石を作りましたが、結局仏像へと進化していくのです。
まったく形のないところからイメージはわかず、少しの物からでもイメージは膨らむのです。
今の自分が何を考えて何に悩んで、そうして日々どのように生きていたのか、もちろんその全体を記録することはかないませんが、断片だけでも残しておけば、未来の自分へのメッセージともなりましょう。
この時は、こんな生活だったのか。
確かに自分が生きてきたはずなのに、何年も何十年も経てば、忘れたり記憶違いがあったり、錯乱したりと、記憶は千々に乱れます。
今日の1日は、今のあなたにとってどのようなものでしたか?
ニュース番組のように、「今日のトピック」を作るとしたら、どんな感じになるでしょう?
その一端を言葉やイラストなどで書き残しましょう。
不満や不安も隠さずに、それは「向上心」の表れですから、今日の自分がどんなことに改善点を見つけていたのかの証拠ともなるでしょう。
記録は手書きが一番です。
手書きでは、どうしても時間がかかります。
イラストなんかだとなおさらです。
でも、その、「書いている時間」に、実は頭と心はいろんなことを思い出しているのではないでしょうか?
そんな気がします。
たとえ、「今日はなにもなかった」と書くにしても、書いている時間のわずかに間に、頭と心はいろんなことを思い出しているのです。
まったく関係のないことまで含めて。
なので、どんなことでも、何かを書いていると、あるいは書こうと手を動かしていると、頭のスクリーンには実にいろいろな言葉やイメージが浮かぶものです。
残念ながら、それらを記録することは難しいですが、そうやっていろいろなことを思い出すという頭の働かせの中に、よりよく生きるためのヒントもまたあるのではないかと考えています。
記録は手書きで。
手も、ただの道具ではありませんよね。