野村ノートや野村メモは、普段の手帳使いに応用できる

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

青空が広がったけど空気は冷たい、の夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

野村克也氏がお亡くなりになった。

 

しかもお風呂場で。

 

ご冥福をお祈りします。

 

野村克也氏と言えば、「データ野球」

 

詳細なデータをとって、個々の選手の傾向や癖を調べ上げて、実践に生かすというスタイル。

 

その理論を説いた「野村ノート」は、長らく門外不出。

 

いつごろからか「冊子」の形で、選手たちとのミーティングに活用されていたそうです。

 

でも、ミーティングが終わると回収されていたとか。

 

それぐらい自信のある、ということはつまりほかの球団の人には見せたくない内容だったのでしょう。

 

晩年に至り、何冊か単行本として公にもされてます。

 

野球理論に終始しないで、生き方や身の処し方を説いているところもありました。

 

さらに、メモの取り方についても著作を出してます。

 

いわば、野村ノートのメイキングといった感じでしょうか。

 

どんな仕事をするにせよ、仕事の進め方の一つ一つの工程や、その背後にある考え方をしっかりと自分の技にすることが求められるのでしょう。

 

「できる」と「分かる」の間には、目に見えない溝があります。

 

なぜそうするのかまで「分かって」するのと、言われたとおりにこなすのとでは、出来具合が同じようでもやはり差があります。

 

その背景にある考え方が分かっていないと、対処できない時が来る。

 

あるいは、何か問題が発生したときに、適切な対応をとれないかもしれない。

 

「マニュアル」はだから、「思考停止」なテキストになりやすい。

 

なぜそうするのか、そこにどんな意義があるのか、変えられるのはどこで、変えられないのはどこか、また、それはなぜか。

 

何をするにも、どこまでも自分の頭で考えること。

 

そのために、現場をよく見なければならない。

 

現場で何が起こっているのか、詳細なデータをとる。

 

集積されていくうちに、何かしらの傾向や強弱が見えてくるはず。

 

その原因を考える。

 

仮説を立て検証し、手に入った新しいデータで仮説を修正する。

 

その繰り返し。

 

たぶんそれって、毎日のルーティーンの繰り返しですよね。

 

その中で、自分を飛躍させてくれるものを見つける。

 

データをとって、これからに生かすというのは、誰にでもできることだけれども、誰でもが実行しているとは限らない。

 

まずは毎日のメモ。

 

自分の24時間の中で何を記録してどう集計するのか、そしてそこから何を読み取るのか。

 

野村さんの言葉なのか、引用なのかは忘れましたけど、印象的な言葉をひとつ、

 

 

 

「勝ちに不思議の勝ちあり、

 

負けに不思議の負けなし」

 

 

 

「勝ち」「負け」を人生における「成功」「失敗」に置き換えてもいいですね。

 

改めて、ご冥福をお祈りします。