手帳に手書きって、マインドフルネスかも

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

寒くて冷え切った夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

寒い寒い、もう真冬!

 

空気が冷たくて息してられない。

 

雨はみぞれに変わり、少し雪。

 

これが、名残り雪ってやつなのでしょうか?

 

オーバーオールのイルカが目に浮かぶ。

 

どんなに冷たくても、書くことからは逃れられない。

 

書くことには不思議な力がある。

 

以前にも書いたことです。

 

ただただ座る座禅にも、歩く修業があって、歩行禅と呼ばれています。

 

学生の頃、鎌倉は円覚寺に1週間の座禅会「学生大接心」に参加したことがありました。

 

3月の初め。二日目には雪がちらついたのを覚えています。

 

暖房器具などもちろんなし、窓はすべて開け放しです。

 

で、朝4時から座るのですが、朝と夜に外を歩くプログラムがありました。

 

全員で、門の周りをただただ歩くのです。

 

手のひらを胸に重ねてぶらぶらさせず、もちろん言葉を発するのはご法度。

 

でも、体を動かせるとあって、結構楽しみな時間でもありました。

 

禅の生活はすべてが修行。

 

座るだけが禅なのではなく、食事もそうだし、寝るのも禅なのだと教えられました。

 

一瞬も気を抜いてはいけない。

 

したがって、歩くのも禅。

 

ならば、ものを書くことも禅になるのではないか。

 

マインドフルネスの要諦は、「今ここ」に意識を集中させること。

 

キーボードとは違って、字を書くときは、今書いている字に集中する必要があります。

 

それこそ一画一画何を書くのかを意識し、書いている字を意識し、時には全体も意識しながら書き進めます。

 

気持ちがどこかに行くと、字を間違え、形が崩れ、文章もおかしくなり、消しゴムの出番が増えるでしょう。

 

何かを書き写しているときなど、段落を飛ばしたなんてことも起こります。

 

そう言えば、お経を写す写経というのがあるんでした。

 

そこまでいかなくても、今日の出来事を思い出して、それを文章にまとめ、手帳やノートに字を手で書いていく。

 

集中力も必要ですし、何があったのか思い出す記憶力も鍛えられる。

 

もちろんただ書けばいいというものではないので、構成力や思考力も動員されるでしょう。

 

毎日手帳に向かうことが、マインドフルネスな行為になるかもしれません。

 

心理学の教えるところでは、人の1日の意思決定の量は限られているということです。

 

ということは、朝起きて、リセットされているのはいいとしても、今日は何を着ていこうかなとか、朝ご飯はどうしようかな、コーヒーにするか紅茶にするかそれとも飲まないで出るか、そんな意思決定の積み重ねで、エネルギーが使われていき、どんどん脳が疲れていく。

 

服を選ぶエネルギーを温存したい、ジョブズがいつも同じ服装だったのとその理由ももはや常識ぐらいのことですよね。

 

脳は毎日疲れている。

 

なので、脳をさび付かせないために、意思決定を減らす生活にする一方で、脳を回復させるために、マインドフルネスを生活に取り入れるということが、明日のパフォーマンスのためにもいいことだと言えるでしょう。

 

1日5分の瞑想でも、ストレスを軽減し、免疫力を増大させるそうです。

 

座るのが面倒なら、呼吸に気をつけて、字を丁寧にゆっくりと書く筆記禅はいかがでしょう。

 

鼻から息を吸って、口または鼻から息をゆっくりと吐く。

 

自分の書いている字に集中してみる。

 

それだけで、心も落ち着いてくると思います。

 

手帳に手書き、やり方によっては、マインドフルネスな日課にできるのです。