コロナで考えることの一つは、軍事費の見直しであろう
こんにちは。
てらぴーだよ。
どうもここにきて、コロナ禍は、長期戦になるとの予想をよく目にするようになった。
有効な治療薬も、見つかりそうではあるものの、それでもすぐに収まるわけではないのだろう。
だとしたら、ますますコロナ後の社会や世界は、大きく変わらざるを得ないことになる。
グローバリゼーションを逆手に取られたかのような感染の広がりで、はっきりしたことがあると思う。
その一つに、「戦争やってる場合じゃない」という指針が生まれて欲しい。
世界中の国・地域の軍事費、並びに関連する費用といったものを合わせると、莫大なものになるのは明らかであろう。
けれども、感染に限らず、ひとたび世界規模でのなんらかの危機が起こったら、もう戦争どころではないはずだ。
アメリカ合衆国が誇る「空母打撃群」とやらは、艦内に感染者が出ると、著しくその戦闘能力をなくしてしまう、ということが今回明らかになった。
まさか、無症状でも、感染者を抱えて戦争に向かうわけにはいくまい。
同じことが、フランスの空母でも起こっている。
もし俺が、かの国のおかしなヘアスタイルの最高指導者3代目だったら、わざとウイルスに感染させた兵士を「人間兵器」として、対立国に送り込むといった作戦を考える。
致死率の高いウイルスなどに感染させた特殊な兵士を「兵器」とするアイデアは、『三国志』の漫画でおなじみの、横山光輝先生のこれまた名作『バビル二世』でも登場している。
ペストなどをネズミを使って敵地にまき散らす作戦は、帝国陸軍が計画済みである。実行されたという疑いもある。言わずと知れた「731部隊」である。
それはともかく、これほどまでに感染が世界規模で広がり、各国が大変な時期に、戦争であるとか紛争に国力を避けるものか。
その分、解決に向けてヒトやモノといった資源を活用したほうがいい。
コロナで弱っている敵国に、ミサイルとか打ち込むかね?
私が幼いころ、『遊星仮面』というまだその当時は白黒のアニメガ放送されていた。
そのオープニングのテーマ曲の歌詞が秀逸なのだ。(ありがたいことに今はYouTubeで聞けます)
(引用ここから)
戦争をやめろ!
地球の危機がやってくる
その日その時現れた
マスクとマントの正義の子
(引用ここまで)
要するに、宇宙人が攻めてきて、地球の危機なのだから、大人たちよ、戦争をしている場合ではない、というメッセージなのだ。
当時の世界情勢だと、少し前に朝鮮戦争があったり、ベトナム戦争が同時代だし、15年戦争ならびに第2次世界大戦が終わったのに、戦争無くならないじゃないか、といった憤りがあるのだろう。
これこそがグローバルな視点というものだ。
そして、さらに戦争というものの愚かさを描いた普及の名作、石ノ森章太郎先生の『サイボーグ009』を忘れるわけにはいかない。
戦争は無くならない、やがて宇宙にまで戦場が広がるだろう、その時活躍できるのは生身の兵士ではなくて、宇宙空間でも戦える人造人間サイボーグ戦士だ、という発想から生まれている。それで、世界中から「兵士」になりそうな若者を集めたのがサイボーグ戦士なのだった。でも、生みの親・ギルモア博士が裏切って・・・・・・
今こそ、世界規模での平和を考えられる下地が出そろいつつあるのではないか。
そして、戦争に関わるお金や人員、組織や実際の基地・兵器などにかかっているすべての費用を見直す時期ではないか。
殺し合いから生かし合いへ。
世界的規模で感染が広がったり、有名な方々、人類に幸福をもたらすような才能を持った人々がなくなったり、人っ子一人いない都市部の映像が流れたりするときに、敵国だとしても、「コロナが収まったらまた憎しみ合おう」なんて考えるものか。
コロナは災難ではあるものの、その後のかじ取り次第では、素敵なターニングポイントにすることもできる。
長期戦になろうとも、「かえってよくなった」社会を目指したいものである。