久しぶりに図書館に行って、あれこれ考えた
こんにちは。
てらぴーだよ。
久しぶりに自転車で遠出をした日の夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
遠出と言っても、図書館に行ったのです、自粛騒ぎ以来初。
ホームページで確認すると、普通に開館しているようです。
いつものように、文房具が30パーセント引きの「事務キチ」を経由して、坂を上ります。
いつものように、自転車を止めて裏側から入ろうとしたら、チェーンがかかっていて入れません。
表玄関から入るのかと思いしぶしぶまわります。
すると、入り口では、物々しいチェックが行われているではありませんか。
このチェックのために、出入り口を1か所にしていたのですね。
手指の消毒に始まって、貸し出しカードによる入館チェックがあります。
ない場合は、氏名住所を記入しなければならない。
そして、生まれて初めて額に機器を当てられての体温測定。
ネットのニュースなどではおなじみの光景ですが、まさか自分がこんな場所で赤外線(?)を「ピッ」とあてられるなんて。
後で何かあったら、「あの時図書館にいた人たち」とくくられるのでしょうか?
中に入ってみてさらにびっくり。
ひ、人がいない、というか極端に少ない。
というか、椅子などに、「入らないで」テープが張り巡らされている。
この場合は「座らないで」か。
よく見ると、「ソーシャルディスタンス」を保って、座れるようにはなっているものの、誰も座っていない、というか人がいない。
普段なら、10人くらい座れてたいてい満席の大きなテーブルも椅子が三つしかない。
しかも誰も座っていない。
そう言えば、玄関の張り紙に、「滞在は1時間以内で」と書いてあった。
よく見ると、人も3,4人はいて、でも、この世の終わり感が半端ない。
まるで、何かが起こって、ほとんど街自体が壊滅状態になって、それでも本を読もうと集まってきた奇跡的に生き延びた人たち、といった風情で。
太平洋戦争のときアメリカの捕虜たちが、トイレットペーパーにたばこの炭を水で溶かした「インク」で各自が覚えている部分を言い合って『聖書』を「復元」した、というエピソードを思い出しました。
人は、どんな状況にあっても「言葉」を求めるのではありますまいか。
それにしては人、いないんだけど。
これからの新しい時代にふさわしい、新しい言葉が今、どこかで紡がれている、いや、それはもう届けられているのかもしれません。
やっぱり表に出るというか、新しいものに触れるというのは大切なことです。
引きこもっていても、何かしらの活動は進められていますから。
ならば、センサーをオフにしないで、積極的にこの時代と関わりましょう。
「面白い!」はすぐそこであなたを待っていると信じて。