たまたま見つけた本の「一読十笑百吸千字万歩」が面白い、特にノート
こんにちは。
てらぴーだよ。
おそろしく風の強い夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
フェーン現象でやる気をなくすぐらい生暖かいです、大気が。
夏の夜の、盆踊りの後のようなけだるさに包まれてます。
家にいると、すぐ横になり、それはほぼ「寝たきり」ということなので、筋力落ちまくりだなあと反省し、避暑も兼ねて近所の市立図書館に行きました。
テーブルや机のほとんどにイスがありません。
かなり広いしかも新しい図書館なのに。
テーブルにイスが備え付けられて、閲覧できるのが10か所ほど。
イスだけが間隔を取って並べられているのが、10か所ほど。
後は、テーブルだけが、何かの骨格の残骸のように佇んでいるばかり。
コロナ禍でここまで図書館の在り方も変わってしまいました。
その日返却された本が、ワゴンに乗せられて、いつもの所定の場所に置かれています。
何気に見ると、
『60歳からの5つの健康習慣』
という本が目に留まりました。(内科医の石川恭三先生著、海竜社)
「今のワシにうってつけー」と小躍りまではしませんでしたが、パラパラ見てみることに。
まあ、高齢者向けの、食事に関する注意とか、病気の基礎知識とか、よく見聞きする内容です。
でも、おもしろいと思ったのは、生活の指針として提案されていた次の言葉でした。
すなわち「一読十笑百吸千字万歩」
「いちどく、じっしょう、ひゃっきゅう、せんじ、まんぽ」
これが高齢者の生活の指針であると。
もう字を見るだけで大体のところが分かりますよね。
まずは、「一読」
1日に一回は読書をしましょう、活字を読みましょう、ということです。
音読をすればさらに優れた健康効果がありますよ。
次に、「十笑」
1日に10回は、笑いましょう。
できればくすくす笑いではない、大笑いを。
毎日笑うことでがんを無くした話をあちこちで見るので、笑いの効果は侮れません。
それから、「百吸」
これは、呼吸です。
1日に深呼吸を100回しましょう。
10回に分けてもいいので、深く息を吸って吐く。
「千字」は、「1000文字、字を書きましょう」です。
日記でもいいし、手紙でもいいし、新聞のコラムなどの書き写しでもいい。
手と脳は連動してますから、いい刺激になると思います。
この本のユニークなところは、これらの健康習慣の実行に際して、用意するものがあって、それが、「3冊の大学ノート」なのです。
その構成は、1冊が、日記用。その日に起きたこと以外に、食べたものなどを詳細に書くといいと教えてくれてます。
もう1冊は、雑記用。気になった言葉とか、調べようと思ったことなどを、書き記していくのです。コラムなどの書き写しもこのノートに書けばいいということです。
こういうのは、書き終えてたまってくると、なんとも言えない達成感があるものです。
何を書くにせよ、1冊のノートを書き終えた、というのが自信になったりしますから。
なので、枚数の少ない30枚あたりのキャンパスノートがおすすめです。
そして3冊目は、切り抜きなどのスクラップ用。
雑誌や新聞を読んでいて、気になった記事などをスクラップしようというおすすめ。
これも、頭に刺激を与えるという点では、いいことだと思います。
何かしらの目的を持った方が、新聞を読むにせよ、雑誌を繰るにせよ、張り合いが生まれるでしょうから。
何か面白い記事はないか、と探すことが、脳を活性化させるのでしょう。
こうしたノートの使い分けで、健康が増進するのなら、ノート代なんて安いものですよね。
さて、最後が「万歩」
これはおなじみ、1日に1万歩、歩きましょう、です。
そして、歩くのなら、午後がおすすめなのだとか。
この「一読十笑百吸千字万歩」、ノート以外特に用意するものもなく、すぐに始められます。
そうした、ハードルの低さもありがたい。
平均寿命は延びてはいますが、平均するとあちらに行く最後の十年間は、「寝たきり」らしいですよ。
そうならないように、健康寿命を延ばしたほうが、楽しいに決まってます。
では、ノートを買いましょうか?(笑)