図解の練習に最適な文章と言えば

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

寒くなってきた夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

図解が流行っているみたいです。

 

手帳界隈でも、イラストを添えるというのは昔から行われてきました。

 

でも、図解は、単純な絵やイラストを添えるというのではなく、文章を「絵」にするというスキルのようです。

 

これは、鍛錬がいりますね。

 

確かに、手帳やノートなどの決められた空間に、長い文章をそのまま書いていたら日が暮れてしまいます。

 

かと言って、単語だけ書いていたのでは、その内容によっては、伝えたいことが伝わらない可能性もあります。

 

口頭でのプレゼンでも、話しているばかりだと、聞く方は、変化がないので寝ちゃいます。

 

適宜、黒板やホワイトボードなどに図解したほうが、伝わりやすいというものです。

 

でも、スピーカーによっては、そのままメモすれば話した内容の要約ともなる板書をする人から、ただ単語や何かの「絵」らしきぐるぐるを時に斜めになりながら書きなぐる人までいろいろです。

 

プレゼンの技法と並んで、図解化のスキルも求められるのでしょう。

 

話す原稿をただ短くまとめて、文章のカタチで書いても分かりやすくなるかは疑問です。

 

というより、そんな文章写したくない。

 

文章は文章として、「説明」文なので、分かりやすければそれでいいと思います。

 

ただ、その内容を補完するというか、より分かりやすくした図解があれば、理解も進み、また納得してもらえるのではないでしょうか。

 

というわけで、ビジュアル化が流行っているのでしょう。

 

いきなり全体をきれいにまとめる図解ができなくても、長い文章のひと段落とか、それぐらいのまとめを書くところから始めればいいと思います。

 

もとより、こういうことに「正解」なんてないのですから。

 

ここは矢印で結ばないとだめだ、なんてこともありません。

 

ただ、何でも矢印でまとめると、この単語とこの単語の結びつきがはっきりしない、ということも起きるでしょうから、矢印の意味合いを決めておかなければなりません。

 

文章の流れに沿って、フローチャートを作成するつもりで、練習すればいいと思います。

 

お勧めの文章は、新聞のコラム。

 

あるいは社説。

 

まず文章の長さが適切だと思います。

 

長すぎずまた短くもない、そこそこの長さと内容を持っています。

 

扱っているテーマがたいてい一つなのも、図解に向いていると思います。

 

特に、天声人語に代表されるコラムは、扱っている話題もさることながら、その筆の運びにも達筆ぶりが反映していて、つまりよく考えられた読みやすい、分かりやすい文章なので、図解のお手本としては、申し分ないでしょう。

 

で、先ほど申しましたように、いきなり全体を図解するのではなく、段落ごととか、内容のまとまりに従って、図解していけばいいと思います。

 

文章を要約する要領で、キーワードを見つけて、矢印で結んでみる。

 

対立している内容とか語句があれば、⇔のような矢印で結んでみる。

 

並列があったら、並べてみる。

 

まとめと具体例があったら、階層を作って、分かりやすくする。

 

そうやって練習する一方で、図解の本など探してきて、どんな図解があるのかも自分の中に蓄積させる。

 

適当な図解の本がなかったら、新聞やネットで探してみる。

 

新聞には、ニュースを分かりやすくするために、時に図解を使いますから、その図解の何が分かりやすいのか、見て考える。

 

そうやって、図解の経験値を上げていくのです。

 

慣れてくると、全体的な図解も書けるようになりますよ。

 

自分で誰か、このことをよく知らない人に説明するように語句を選んだり、矢印で結んだり、表にまとめたり、あれこれ試してみるといいと思います。

 

正解はないし、多少本文の内容を書き忘れても、とがめられることなんてないのですから。

 

文章を図解できると、また世界が広がると思います。