もやもやした問題は紙に書き出して、それから、
こんにちは。
てらぴーだよ。
終日引きこもっていた夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
「これからいったいどうなるのか?」という問題に世間はあふれています。
日本学術会議を巡る問題、アメリカの大統領選、ナゴルノカラバフ紛争、コロナウイルス、台風14号。
これ以外にも問題は山積し、しかも、後から後から流れてくる回転寿司のように、「なくなる」ということが基本的にないのです。
まあ、世間の大問題は、自分の傍らを通り過ぎていくだけですが、個人の「どうすんだ、これ?」は、自分で解決しないとまずいでしょう。
問題解決は、社会人の務めみたいなものですよね。
そこでよく推奨されるのが、紙に書き出す、という手法です。
手帳やノートに、差し当たっての問題を書き出して、解決していこうというもの。
何が問題になっているのかそれを可視化して、つまりは見える化していこうというものです。
単純ですが、これがやっぱり一番確実だと思います。
その場合、手帳だと、自由に書くスペースに限りがあるので、ここはノートの出番でしょう。
この場合は、たいてい自宅で行うので、大きめのノートがいいと思います。
個人の案件を、会社で行ったり、人目のあるスタバなどで大きめのノートを広げる人もあまりいないと思いますから。
A4だと、見開きでA3。
問題点を書き出すのには最適で、十分な広さだと思います。
うまく書けなかった、あるいは問題が出すぎた、問題が錯綜しすぎてぐちゃぐちゃになってしまった、という場合は次のページに行けばいいだけの話なので、気にする必要もありません。
誰かに見せる、というわけでもないし、すっきりと書けたからと言って、問題がすっきりと解決するかは別問題ですので、気に入らなかったら(論点がはっきりしなかったら)何度でも書き直しましょう。
なので、ノートでなく、コピー用紙の場合は、数枚あるいは余裕をもって10枚くらい用意してもいいかと思います。
そして、横書きで書きます。
ホワイトボードとか黒板を前にする感じで。
この、横書きというのも、脳が活性化するそうですから、眉に唾つけても、実践してみる価値はあるでしょう。
実際、発想が広がる感じはしますから。
さて、紙に向かい、どの場所からでもいいので、「今解決したいこと」とか、「これが問題かな」と思うことを単語でもいいので書き出していきます。
制限時間は取りませんが、自分を追い込みたいとか、負荷をかけて論点を出し尽くしたい、というMな方は、時間を切ってもいいでしょう。
「部屋の片づけ」とか「たまった雑誌を何とかする」とか、「もっと時間を有効に使うには」とか、「本読む時間がない」などなど、疑問形でもいいし、キーワードでもいいし、自分に対する命令文でも何でも構いません。
どこかで何かしら引っかかっていることを探し出して、言葉にするのです。
中には、あまりにも個人の、しかも「欲」に関わることで書くのをためらうような事柄もありましょうけど、何度も書いているうちに、書けるようになります。
ストレートにね。
最初は、誰に見せてもいいくらいの、大人しめなものになったとしても、問題のありかを深く探れるようになると、必要な言葉も出てくるものです。
大切なのは、自分の内側から湧き上がってくる言葉やイメージ、直感のようなものを否定しないこと。
それらは別に、あなたを裁こうとしているのではなくて、出口を見つけたいのです。
出口が見つからないから、悶々とするのです。
溜まった「う〇こ」みたいなものなので、早めに出したほうがすっきりします。
一通り問題を出したら、すぐに解決できるもの、時間がかかりそうなものに分けていきましょう。
時間が不明なものは、不明なグループを作りましょう。
そうして、一つ一つを見ながら、「最終形態」をイメージするのです。
この問題は、何がどうなったら解決なのか、どうなると笑っていられるようになるのか、詳しく思い描いてみるのです。
もしかしたら、「最終形態」が複数考えられる場合もあると思います。
その時は思いつくまま全部書いてみる。
いきなり全部する必要もありませんが、とにかく、「今の問題点」と「最後に到達したいところ」をはっきりさせる。
その二つが明らかになったら、その間を考えるのです。
どんなステップで物事が進めば、問題が解決するのか。
スタート、「何が問題か」、ゴール、「どうなったら解決か」の間を、どんな階段で埋めればいいのか。
階段を増やして、スモールステップにしたり、別のルートを考えたりして、スタートからゴールまでの「チャート」を作るのです。
あとは、そのチャート、解決へのステップをスケジュールに落とし込めば完成です。
でも、実際に動いてみると、ステップの見直しは日常茶飯事になると思います。
でもそれが、問題解決なのだと思ってください。
なので、ステップは、手帳に書き込むのではなくて、付箋に書いて毎日見て、付箋をつまりステップを何度も張り直して進めていくのです。
紙に書き出して、フローチャートにして、試行錯誤する。
その経験値で知恵もまた、磨かれていくと思います。