何をするにも時間がかかる、そこで手帳の出番
こんにちは。
てらぴーだよ。
今季一番の冷え込みの夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
今日の寒さ、プロ級。
何もする気が起きません。
寒さって、体温だけでなく、やる気とか活力まで奪うよね。
クルミをたらふく食べて皮下脂肪を増やし、核シェルターにもなりそうな洞穴で冬眠がしたい。
とはいうものの、数日無為に過ごせば、何かをやりたくてうずうずしちゃうんだろうなあ。
最近も流行ってますが、書籍もたくさん出た「死ぬまでに」シリーズ。
「死ぬまでに見たい絶景」とか、「死ぬまでに行きたい世界遺産」とか、景色や世界遺産シリーズだけでなく、「死ぬまでに行きたい世界の図書館」とか「死ぬまでに行きたい世界の書店」なんてものまでありました。
全部行こうとしたら、どんだけ生まれ変わらないといけないのか。
もう生まれ変わらなくていいという境地に入ることが、仏教の究極の目的である悟りだと理解しているので、その間悟りはお預けってこと?
でもまあ、生まれてからどこへも行かずに修行して悟りを開くのと、世界のあちこちを死ぬほど旅しまくるのと、どちらかを選べと言われたら、旅する方が楽しそうではありませんか。
煩悩のカタマリだけどね。
事程左様に、何をするにも時間がかかります。
時間こそが、人生だと言えるでしょう。
よく言われるように、その時間というかけがえのないお宝は、毎朝目覚めると、もれなく全員に24時間分がプレゼントされます。
実際には、生きていくために「睡眠時間」というものが必要なので、ここはおおざっぱに3分割して、8時間を睡眠ととらえれば、起きて活動できるのが16時間あたりとなるかと思います。
プラスマイナスしても2時間ぐらいなものでしょう。
もちろん中には、4時間で大丈夫とか、毎日2時間しか寝ていないという、特別な方もおいででしょうけど、それは特殊な事情なので、考慮しません。
1日は24時間あるんだから、働いて遊んで、さらに自己投資の時間だって持てる、なんて特別な人を基準にしてもしょうがない。
たいていの人は、6時間から8時間あたりをお布団の中で過ごすと考えましょうや。
もちろん、それで、「なんだか損をしている」と考えるならば、起きている時間の中で挽回すればいいだけの話。
決して、睡眠時間を減らそうとか、短時間睡眠を身に着けようとしてはなりません。
さて、そうやって、自分が使える1日の時間が決まってくると、そこに何を盛り込めるのかも決まってくると思います。
そして、手帳の出番となるのです。
何をするにも時間がかかる。
そして、死ぬまでにしたいことがあるのなら、できるようにしていったほうが、この人生を楽しめると思います。
ただし、一時にすべての希望や願望はかないません。
体はひとつだし、時間だって一つです。
仮に、行きたい世界遺産が10個あるとして、今週中にすべてを見て回ることはできません。
仕事をやりながら、同時刻に、旅に出ることもできない。
そこでどうしても、時間の使い方、つまり時間術というものが必要になるのでしょう。
何をするにも時間はかかりますから。
そして、自分に与えられたあるいは残された時間を見える化してくれるのが、手帳というツールなのです。
お勧めは、1週間のバーチカル、土日半分とかになっていないやつ。
そしてもう一つのツールが、小さい付箋とそれを貼りこむシートです。(二つやん!)
小さい付箋に、しなければいけないこと、したいことをランダムに書いていきます。
そして、「優先順位」を決めるのではなくて、「時間」が切られているものを優先して考えます。
今週中にしないといけないとか、この日までに仕上げないと相手に迷惑がかかるとか、とにかく時間、日付が絡んでくるものが書かれた付箋を手帳のバーチカルに落としていきます。
緊急で重要でも、来週でも間に合うのなら、後回しにします。
こうして、時間を基準にして付箋を貼り込んでいくと、「空いた時間」が姿を現すでしょう。
それがあなたの本当の自由時間となるはずです。
あるいは、貼り込んだ付箋を調節して、時間を作れるならそうしましょう。
そうして、自分の時間を見つけ出す。
あとは、その時間に何を盛り込むか、自分自身とご相談、てなわけです。
そうやって少しづつ、自分の時間を確保して、本当にしたいことをできるようにしていきましょう。
たとえすぐに世界遺産に飛べなくても、今日はこれができた、この時間を使ってこれをした、ここを調節したらこんな時間が見つかった、というプチではあるものの成功体験が、さらに大きな成功体験をもたらしてくれると思います。
何をするにも時間がかかります。
だからと言って、やりたいことをあきらめろというのではありません。
どう時間をやりくりすればできるのか、それを考えてじたばたするのも、人生を楽しむ秘訣だと思うのです。
手帳はそのためのツールなのです。