手帳で、レジリエンスを鍛えていく
こんにちは。
てらぴーだよ。
個人的な事情で打ちひしがれている夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
失敗して落ち込んでも、元に戻る回復力のことを、レジリエンスというそうです。
ルーティンの繰り返しのように見える日常にも、些細なものから大きいものまで、「しくじり」はつきものです。
いつまでも、倒れて泣いているわけにもいかないので、復活しないといけないのですけれども、ときには時間が必要なことってありますってば。
そうでしょ?
まあ、こんな夜には、ちょいと自分をば甘やかして、のんびりだらりと過ごしましょうか。
けれども「野帳」は手放さずに、思いのたけを書きとめましょう。
何かしらの「うまくいかないこと」に遭遇したのなら、それのどこがどんなふうに「うまくいかない」のか、具体的に検証してみるのです。
何をもってして、今回の「しくじり」を「しくじり」だと認定したのか。
まず事実として、何が起きているのか。
時系列で言うと、どんな感じなのか。
目の前に、とても優秀なカウンセラー、つまりは聞き手がいると思って、まず「何があったのか」を詳細に説明してみます。
そしてそれのどのへんが、自分の思い描いたこととずれていたのか、探してみるのです。
全体丸ごとすべて「うまくいかなかった」のではないはずです。
それならそれで、そもそもの「こうなったらいいな」の設定がおかしい。
自分が考えていた「こうなったらいいな」と、実際に起きたことの経過と見比べて、どこが同じでどこが異なるのか、まずそこをはっきりさせましょう。
そうして、その「違い」がどこからきているのか捉え直してみるのです。
その、想定とは違った出来事は、自分でコントロールできるのかどうかを次に考えましょう。
自分ではコントロールできない事柄であれば、それはもう致し方ない。
もしコントロールできるのなら、どうすればよかったのか、次回のために考えてみましょう。
そうした「ストック」が、レジリエンスを高めるのに役立つでしょう。
「一事が万事」は危険な思考をはらんでます。
些細な失敗なのに、それが拡大されて「自分は何をやってもだめだ」とジャンプしてしまうのですから。
そうならないためにも、何が起きているのか正確に捉え直すことは有効です。
頭の中だけで考えていると、マイナスに傾いて、しかもぐるぐる回るかもしれないので、紙に書き出すことが役に立つでしょう。
具体的な「起きたこと」を言葉にしていくだけでも、気持ちが静まると思います。
言葉にすることは「見える化」することですし、「見える化」することは、客観視することでもあるのです。
そして客観視することは、冷静になるということでもあります。
冷静になれれば、「それでも良かったこと」も見えてくると思います。
どんなことにも、プラスとマイナスがあるものです。
そしてそれは、モノの見方の違いなので、事実が変わるわけではないのです。
今日1日の中で、「こんな失敗をした」とか「これはマイナスだったな」と思っても、そのままに終わらせないで、「それでもプラスだと思えること」に変換して、布団に入ってはいかがでしょう。
自分勝手にわがままに、プラスに変えてみるのです。
そうした思い込みの強さもまた、レジリエンス、回復力を高めていくと思います。