森会長の辞任で終わらせてはならない
こんにちは。
てらぴーだよ。
久しぶりに晴れ渡った夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
時代は、新しくなるのでしょうか?
その発言が物議をかもした、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会森会長が辞任するそうです。
後任の川淵三郎氏は、森会長より一つ年上の84歳だそうです。
会長職の具体的な仕事が、どういうものなのか分からないのですけど、思い切って若手に任せてみるという選択肢はないのでしょうか、と思ってしまいます。
83歳から84歳にバトンタッチはないよな。
映画などで、まったくの新人が主人公に抜擢されて、でも、周りをベテランの役者で固めるというのはよく聞くところです。
どうもネットを見ていると、森さんじゃないと駄目なこともあるらしい。
例えば、五輪に絡む利権。
だとしたら、その利権の部分は、森さんを新たに利権担当特別委員にでも任命して、思う存分働いてもらえばいい。
そうやって、若い、したがって経験不足な人を会長に据えて、でも、周りに長老格の人を配して、支えていくという体制は取れないものなのでしょうか?
それとも、例えば利権に絡むことは、表立ってはできなくて、水面下でないと無理なのでしょうか?
この際なので、その「水面下」の仕事やら調整やら何やらも、すべてオープンにしたらいい。
そうしないといつまでも、表と裏が分かれたままだから。
表立っては「男女同権」をうたい、その背後では、相変わらずの「男尊女卑」がまかり通ってゆく、そんなダブルスタンダードは、令和にそぐわない。
だから、森さん一人が悪いわけではない。
今回森さんが辞任して、でも「男尊女卑」はそのままに進んでいくことが、あってはならないのだとは思いますが。
海の向こうでは、黒人に対する差別の在り様が議論されています。
わが国では、男尊女卑にまつわる犯罪や事件が、かの国の殺人事件に匹敵するくらいの規模で、おこなわれているのではないかと思っています。
具体的な殺傷だけでなく、精神的な傷つけも、深い傷跡を残すでしょう。
そしてそれらは、まわりまわって、世の中にいい影響を与えない。
どこかで断ち切らないといけない。
そのきっかけを、森さんが与えてくれました。
森さんの辞任を喜ぶのではなしに、ここから、何が問題なのか、どうして伝わりにくいのか、どんな解消法が考えられるのか、議論していけばいいと思います。
森さんと、フェミニズムの論客、上野千鶴子東京大学名誉教授が、石川県の公立の名門校「二水高校」の同窓生同士だと聞いて、笑っちゃいました。
お二人が、二水高校で対談できる日が来ると、おもしろいですね。