今日見聞したことは断片だ、でもその断片で「絵」を作る
こんにちは。
てらぴーだよ。
まだまだ大気が冷たい夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
野帳に、日々自分が気になったニュースなどをメモしていますが、毎日ではないし、すべてのニュースに目を通すことなど、最初からあきらめています。
けれどもそのあきらめは、余計なストレスを抱えないためのもの。
抜けや漏れがあっても気にしません。
以前は「完璧に」ニュースなどをフォローしようとしましたが、できるはずもなく、できないと何かといやな気分にさえなったものでした。
例えば新聞の切り抜き。
これまで何度も挑戦してきましたが、そのたびに失敗してきました。
気になるテーマが広がり、それにつれて残したい記事も増える。
また、裏面の記事も残したい時も頻繁にあって、その都度コピーしてたこともありましたけど、そんな面倒なこと、続くはずがありません。
切り取った記事をどう保存するかも常に付きまとった問題でした。
スクラップブックだと、テーマの数だけ冊数が必要になるのでこれは無理。
2穴をあけた用紙を用意して貼り付けてた時期もありました。
後で切り取れる、コクヨのフィラーノート(だったと思う、確かそんな名前)を大量に買い込んで、貼ってたこともありました。
どれもこれも長続きしませんでした。
そして途切れると、そのテーマの情報としてははなはだ心もとない。
同じテーマで、ずっと切り抜いていたならともかく、ある時期の情報は残っているのに、ある時期から切り抜きがないなんて、どう見ても不完全です。
結局、使えない情報の断片ばかりが、手元に残った。
スクラップを作ってはやめ、しばらくして、またやり始めては挫折。
そんな体たらくに嫌気がさして、網羅的に情報を集めるのは、池上彰さんにお任せすることにしたのです。
柳田邦男さんだって、新聞の切り抜きは、学生のバイトを使っているそうですから、評論家やジャーナリストでもない一個人が、複数のテーマを追いかけるというのは、大変な労力を要求されることなのでしょう。
けれども、何もしないというのももったいない。
記録しておけば後で役立つ知識とか、断片ではあるものの、集めていくと、あることがらの側面が見通せる、そんな知識の集積の仕方もあると思います。
断片であることを気にしない。
むしろ、どこまでいっても、個人が集められる情報は断片だと開き直り、気になった情報を記録するにいそしむこと。
言ってみれば、世間で流布している情報の断片と、軽やかに戯れること。
とはいえ、ファクトチェックは、怠らずに。
我々は、日々、フォローできないくらいの情報や知識の断片にさらされています。
それでも、手にしたわずかな断片を集めて、それぞれの世界を作っているのでしょう。
それはまるでジグソーパズルを作り上げているようなものかもしれません。
しかも一人一人、作り上げている絵柄が違うのです。
それが、個性となって、表に現れるのかもしれません。
しかもそのジグソーパズルときたら、オセロゲームの性質も併せ持っていて、ある所まで来たら、絵柄が変わってしまうことさえあるのです。
今日1日の断片が、どんな断片であったかによって、これまでの絵柄も変わっていくのでしょう。
今日の振り返りの次第では、これまでの歩みの評価も、一変するかもしれません。
決められた過去などないのですから。