ふらんすに行きたしと思えども、バーチャルでは無理があるよね
こんにちは。
てらぴーだよ。
あちこちで桜が見ごろの夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
日当たりの具合なのか、場所によってはまだかなといった桜もありますが、おおむねいい感じ。
日ごとに暖かくもなってきているので、どこかにお出かけ気分ですよね。
ふらんすに行きたしと思へども
ふらんすはまたしてもロックダウン
せめてはフランスパンとクロワッサンをほおばって
カフェオレで流し込むとしやう
言わずと知れた、萩原朔太郎の詩ですが(違う)、昔の人はいともたやすく「気ままなる旅に出でてみん」なんてやっていたんですね。
この先、コロナが落ち着いたら、爆発的に旅行者が増えるのでしょうか?
コロナ禍で、社会の在り方が見直されているように、これまでの観光の在り方、行き過ぎたツーリズムといったものも、捉え直されていくのでしょう。
その観光地に見合った、環境を持続くさせるキャパシティといったものがあるのかもしれません。
それを超えて観光客を受け入れると、景勝地の破壊とか、文化財の破損なんかが、弊害として表れてくるのかもしれません。
破壊とまではいかなくても、観光地だって生活の場なのですから、どこまでも自由に入っていいというわけにはいかないでしょう。
けれども僕たちは、「絶景」とか「死ぬまでに見たい」と言われると、写真だけでは満足できなくなるようです。
かと言って、来るなとも行くなとも言えない。
ちょうどいい距離感といったものは、どのようにして測ればいいのでしょう。
バーチャルリアリティーがもっと進めば、さらにリアリティを持ったバーチャルな空間を生み出せるのでしょうか。
その浜辺に行かなくても潮風を感じられたり、その美術作品のクオリアを余すところなく体感できたりすれば、外出はその分控えられるでしょうか。
でも、飲食の再現は難しそうです。
旅の楽しみはいろいろありますが、食べたり飲んだりすることは、かなり大きな比重を占めるでしょう。
バーチャルな旅に合わせて、その地元の名物をデリバリーしてくれるサービスが現れるかもしれません。
休日に、お家で映画鑑賞するように、飲食もセットになった、バーチャルな旅行が流行るかもしれません。
ああ、でも天候は再現できないですよね。
好き好んで土砂降りをリクエストしたりはしないでしょうから。
いつも晴れ、もしくは曇りでしょう。
でも実際の旅で遭遇するいろんなハプニング。
お天気が乱れるのもそうだし、期待していた施設や飲食店などがお休みだったり、目的から外れたアクシデントはつきものです。
そして、危険なことでないのなら、そんなハプニングもまた、旅の魅力となりますよね。
バーチャルに旅を再現するには、まだまだ課題が多そうです。
でも遠出は控えて、ご近所を巡るとしましょうか。
見慣れた風景から、新しいものを発見する、頭の体操気分で。