書き終えた野帳と新しい野帳に施す儀式

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

公園は人でいっぱいだった夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

朝、車が少ないと思ったものの、とある公園は家族連れを中心ににぎわってました。

 

金沢でも輪島でも、観光客が多いそうで、感染の広がりがなければいいけど、とどうしても思ってしまいます。

 

さて、メモ帳の究極の姿の一つがコクヨの『測量野帳』「スケッチブック」だと信じて疑いません。

 

昨日、1冊書き終えたので、いつもの交代の儀式をしました。

 

表紙の右上の端っこに、2.5センチ×4センチぐらいの白のラベルシールを貼ってます。

 

そこに油性ペンで、使い始めの日付を書いて書き始め、最後まで書き終えたら、使い終わりの日付を書き込んでます。

 

昨日書き終えたのは、使い始めが、4月16日でした。

 

で、5月3日に書き終えたので、使ってた日数は18日。

 

ラベルにも、使い始めと使い終わりの日付の間に18を書いて丸で囲みます。

 

これが、「終了しましたよ」の作業です。

 

新しいほうの野帳にもラベルを張って、西暦年と使い始めの日付を書き入れます。

 

それからおもむろに、ページを開いていくのですけど、使い始めの野帳は、背の部分が硬いので、ほぐしていきます。

 

具体的にどうするのかというと、ページを広げていくのです。

 

1枚1枚、ゆっくりと、180度開き、さらに、これが野帳の特質でもあるのですが、ページをそのまま裏側にほぼ360度めくれるのです。

 

なので、1枚1枚360度めくって、表紙と裏表紙をくっつけます。

 

この時、背の部分をしごいたりします。

 

それを、40枚80ページもれなくするのです。

 

こうすることで、糸で綴じてある背の部分が柔らかくなり、ページを180度広げたり、360度折り返すようにめくったりがたやすくできるようになるのです。

 

なんてったって野帳は、フィールドノート、屋外でラフに使うことを想定して製本されてます。

 

なので、背の部分をしごいても、くたくたになることはあれども、糸がほつれたりとかのトラブルはありません。

 

この丈夫さも、野帳の特質といっていいでしょう。

 

しかも、180度開いてみて驚くのは、左右のページの横線がぴったり来ていることです。

 

「スケッチブック」の本文は3ミリ方眼。

 

かなり小さいです。

 

その横線が、糸綴じ製本なのに寸分の狂いもなく、左右のページの横の線が、1本の線になっている。

 

職人芸ここに極まれり、といった感じです。

 

なので、見開きで1枚の紙のように書けますよ。

 

少し小さいけど、マインドマップにも応用できます。

 

さて、こうして背をくたくたにして、書き始めるのですが、最初の1枚には何も書かず飛ばします。

 

これは、最後まで書き終えて、でもまだ書かなければならない時の予備として取って置くのと、後で「索引」を作るためのものです。

 

ですから書き始めは、2枚目からにしています。

 

書き出しの文句は毎回同じです。

 

日付けを書いて、書き始めの場所を記すのです。

 

何月何日、どこそこにて書き始める。

 

この文言は毎回同じです。

 

ただ日付と場所が違うだけ。

 

ここまでやってから、野帳のメモが始まるのです。

 

こうした儀式も、慣れてしまえば、さほど煩わしくもありません。

 

逆に、これがあるからこそ、気分も一新して、新しい野帳に向かえるのです。

 

野帳の本文は40枚80ページ。

 

決して多くはないこのページ数だからこそ、1ヵ月に一度は、書き終えたなあという達成感を味わえるのです。

 

それもまた、野帳の魅力なのかもしれません。