濃い字が好まれる背景に、色黒はっきりさせたい心理がなくはないか
こんにちは。
てらぴーだよ。
久しぶりに白米を食べた夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
玄米が炊ける炊飯器だったので、健康のためもあって、玄米を食べてきましたが、ひょんなことから白米を5合ばかりもらったので、数日は白米を楽しめます。
とはいえ、外食では白米なので、「うわあ、銀シャリなんて久しぶりだ」とまではいきません。
脚気になりませんように。
ネットのニュースを見ていたら、小学生の鉛筆の濃さが、この前書いたブログでの2Bを越えて、4Bとか6Bに突入しているらしいです。
理由は、書き心地が柔らかで濃い字が書けるから。
とある文具屋さんでは、ハイユニの10Bまで用意しているのだとか。
「ハイユニ」と言えば、国産鉛筆の最高峰ではないですか。
小学生の時、「ユニ」までは買ってもらえたけど、「ハイユニ」は高根の花でした。
たぶん普通の鉛筆が1本10円20円の時代に、ユニは50円、ハイユニに至っては100円でしたから。
小学生には無用の高級品でしたね。
そう言えば、ボールペンの世界でも、インクが濃く出て、濃い字が書ける製品が相次いでいるようです。
きっかけは、こちらも三菱鉛筆の「ユニボールワン」。
従来の製品よりインクの出る量を増やし、結果濃い字が書けるというわけです。
ノートに濃い字で書くと、視認度も上がり、記憶に残りやすいそうです。
で、これが大ヒット。
そのヒットを受けて、ゼブラのサラサシリーズから、「サラサR」という、ジェルインクのボールペンが新発売になってます。
鉛筆も、ボールペンも、濃い字が好まれているのかもしれません。
確かに薄くて、ちょっと見ただけでは、何が書いてあるのかわからないノートより、くっきりはっきり書かれてあるノートの方が、見た目にもよくわかるし、記憶に残りやすいということにも説得力を感じます。
世の中の流れというか、社会が向かっている先が不透明だからこそ、はっきりした文字が好まれるのでしょうか?
少し前までは、ボールペンでは、細字になるほど字が薄くなる傾向がありましたけど、今は大分改善されてきているようです。
0.3ミリともなると、インクの出る量がごくわずかで、濃い字にもならないし、インクも詰まりやすいのか、すぐに書けなくなる印象でしたが、今は細字でも十分濃い字が書けます。
しかも、鉛筆もボールペンも、書き味も滑らか。
シャープペンシルの芯も、これまたユニブランドですが、濃くなめらかにそして汚れにくい字が書けるように、進化しています。
色黒はっきりさせる、と言いますが、社会のあちこちで、「一体どうなっているのかよくわからない、はっきりさせて欲しい」案件があまりのも多いので、せめて文字だけでも、あやふやにはしたくない、そんな群集心理が働いてでもいるのでしょうか。
あるいは、濃い字を求めるその先に、物事をあやふやなままにしないで欲しいという、人々の願いにも似た希望が、隠れているのでしょうか?
いずれにせよ、濃い字を求める気分は、文具界隈では、もう少し続くのではないかと思います。
他のメーカーも参入して、さらにノートなどの文具にも飛び火して、濃い字合戦はヒートアップしていくのでしょう。
ますます文具から、目を離せません。