万年筆「kakuno」を復活させました

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

ひたすら蒸し暑い夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

万年筆を復活させました。

 

普段持ち歩かないペンポーチの隅で眠っていたパイロットの「kakuno」。

 

中字です。

 

オレンジのキャップと、黄緑のキャップの2本。

 

発売して割合すぐに買った記憶があります。

 

一時期は、店頭から消えるぐらいの人気でした。

 

今も評判よく、売れ続けているようです。

 

青と黒のインクを入れてました。

 

万年筆で不思議なのは、しばらく使わないでいると、インクが消え失せてしまう、ということ。

 

久しぶりにいざ書こうと思っても、インクなし、ということが何度もありました。

 

そんなに使ってないのに。

 

たぶん水分が蒸発するのでしょうけど、インクの成分は蒸発せずに残ると思うのですけど、筆記などに支障はないのでしょうか。

 

ひどいと、インクカートリッジ3本分くらいが消えてしまったことも。

 

だからと言って、その分、インクが濃くなるかというとそうでもないように思います。

 

あの現象に、何か名前はあるのでしょうか?

 

これがワインとかウイスキーだと、樽に寝かせている間に目減りした分を「天使のわけまえ」と呼ぶそうです。

 

万年筆のインクの場合は、「分け前」どころか、全部持っていくのですから、「天使の総取り」ではないですか。

 

強欲資本主義かよ。

 

ともかく、先端の、ペン先がついているパーツを水洗いして、十分乾かし、新しいインクカートリッジを装着しました。

 

久しぶりの万年筆。

 

中字なので、ちょいと太めの文字がいい感じです。

 

ボールペンの色分けと同様に、黒は事実とか他人の意見、青は自分の考えなどと書き分けてます。

 

最近「インク沼」の話もよく目にするのですが、まだ使ってない色であれこれ書いてみたい、という欲望はあるものの、ずっとその色で書き続けるわけでもなく、また、「インク減り減り事案」が未解決なので、二の足を踏んでます。

 

そう言えば、高校生の頃、確か1000円で買えるカジュアルな万年筆が出て、黄色かオレンジのインクを入れて使ってたことがありました。

 

去年かな、復刻されたニュースを見た気がしたけど、グーグル先生はご存じなかったようです。

 

その昔、万年筆は、中学への進学祝いとして定番だったように思います。

 

万年筆を使い始めるのが中学あたり、といった見識があった模様です。

 

これまたその昔、小学館の「小学〇年生」という学習雑誌の中学版として、旺文社の「時代」、学研の「コース」という雑誌があったのです。

 

それぞれ学年別に、「中1時代」とか「中3コース」と呼ばれていて、時代派とコース派に分かれていたように覚えてます。

 

ちなみに時代派でした。

 

その中学1年生版を(確か)年間で予約すると、時代もコースも「特製万年筆」をプレゼントしていたはず。

 

というわけで、僕などは、親せきからもらった進学祝いの万年筆と合わせて、2本の万年筆を持つことと相成ったのでした。

 

万年筆2本分は大人になった気分で、早速授業で使ってはみたものの、それまで使っていた鉛筆とは、書きやすさとか異次元なので、すぐに飽きましたとさ。

 

インクで書くというのにも慣れてなかった。

 

乾くまで触っちゃダメというのが、もどかしかったのでしょう。

 

なので、万年筆での筆記は、ゆっくりめがおすすめ。

 

それは今も変わりません。

 

万年筆での筆記には、走り書きは似合いません。

 

何を書くか、自分の中から何を引き出すのか、そのことに、筆記具というものは、案外な力を持ち合わせているのかもしれません。