頭の中で相手をやっつけているとき、まずは自覚を
こんにちは。
てらぴーだよ。
頭の中が騒々しい夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
頭の中で、気に入らないことや相手を言葉やイメージで叩きのめすってこと、ないですか?
僕はあります。
何しろ頭の中なので、相手からの反論も自分で作れます。
なので、基本言い負かされるということがない。
自分の主張は言いたい放題。
時には「論争」を越えて、自分の正しさや正統性を並べ立て、ただただ相手や出来事を非難し続ける。
脳内での、ケンカみたいなものですが、自分の側は少しも、みじんも悪くなく、相手がひたすら間違っている、という図式で言葉による「叩き伏せ」が執り行われていくのです。
ストレスが、溜まっている。
と、分かっていても、止められない時もある。
しばらくは、気の済むように、バトルを展開しましょうか。
こうした「脳内の、一方的なケンカ」に気づいたのはいつ頃だったか。
そんなに古いことでもありません。
ということは、それまで何十年と、脳内とは言え、人や出来事に怒りを向けてきたのですね。
今思い返せば、車の運転中に、「気に入らないことを思い出す時間」とばかりにいやな記憶を再生しては、さらにいやな気分を味わっていたのでした。
どうして人は、過去の嫌な記憶をときどきは思い返して、その時の嫌な気分を再生したり倍増させたりするのでしょう。
まったく、誰得?
でも、思い出しているその時は、自分の側に100パーセントの正義があるのですよ。
だから、ひどい言葉で罵れる、というわけなのですね。
さすがに、脳内でけんかというか相手を断罪していることに自覚的になってからは、回数も減ってきたように思います。
また、自分にそんな癖があると分かったので、脳内のバトル、というか一方的な叱責が始まると、自覚できるようにもなりました。
「あ、ケンカしてる」とか、
「あ、始まった」と気がつくようになったのです。
気がつけば、頭にきている気分も、いくらかは和らぐように思います。
怒りなどをすべてないものにはできませんが、湧き上がってきたときに対処できるようにはなったかな。
とは言え、時には脳内の悪口雑言システムが、止めようがないほど暴走することもありますけど。
紙に書き出したり、その紙を燃やしたりしたこともありますが、なかなか平穏にはできないようで、時折り波立ってきます。
でも、そんな時でも、自分がダメなのだという自分責めからは、少し離れたかな。
と思っていたらまた着火する。
そんなことを繰り返しながら、消火の手はずもできるようになっていくのです。
脳内のバトルを鎮めて、安眠へといざないましょう。