コーヒーブレイクにあれこれ思う
ところでコーヒーの話だが、本日のコーヒーブレイク。
久しぶりに使うこのカップ。
いつもはマグばっかりです。
カップとソーサーを集めるのが趣味です、っていうくらい所有してましたが、色々あって今は3客ぐらいでしょうか。
たまには気分を変えて。
東京とかのちょっとお高い喫茶店では、お客さんの好みに合わせてカップを選んでくれたりしますよね。
何度か入ったことがあります。
お店の中も重厚なら、カップの雰囲気もゴージャスで。
庶民なので、これ割ったら高いんだろうなあなんて飲んでましたね。
飲み終わったら、何かの作法みたいに裏返してメーカーを確認したり。
お行儀が悪かったですね。
陶器の英語が「japan」なのだとか。
幕末に盛んになる日本と西洋との貿易。
その際、陶器の包み紙に使われたのが、今で言うチラシのような「いらない紙」。
でもそれが、浮世絵で、ヨーロッパでは一大ブームとなったようです。
欧米で話題になって国内で見直される、という図式はその頃からなのですね。
浮世絵が、例えばゴッホにも影響を与えたことは、今では、中学生が学ぶ中3の英語の教科書にも載ってます。(ニューホライズン)
浮世絵も相変わらずブームです。
描いた絵師もすごいけど、あれを色別に彫り分けた彫り師とか、刷り上げた摺師もすごいと(雑誌などの印刷ですけど)見るたびに思います。
「この線、彫ったんだよねえ」
着物の柄に至っては、「どうすんだよ(どうしたら色別に刷り分けられるのか)、これ」と思います。
手先が器用なんてもんじゃない。
そう言えば、野帳でも、右ページと左ページの罫線がピッタリ合ってます。
そんな些細なことが、でも何となく嬉しい。
手作業の精妙さは、機械に追いついて欲しくないものだと思います。