コーヒーの美味しさは温度が決めて
ところでコーヒーの話だが、久しぶりで「チャペック」に行きました。
何しろ自転車でじじいの足で1時間はかかろうという遠くにあるのだから。
けれども、そうまでしても飲みに行く価値ありの喫茶店です。
不良豆を丁寧にピッキングしてくれるのです。
住宅街の一角に佇む「チャペック」
今日いただいたのは、グアテマラ。
早口で言おうと思ってもゆっくりになってしまう、そんな名前、グアテマラ。
SHBとあったように覚えているので、標高1350メートル以上で収穫されたものですね。
メニューには、中煎りとありました。
飲んでみると、苦味はそれほどでもなく、はっきりとした酸味が感じられます。
ピッキングのおかげか、ここのコーヒーはどれも透明なほどスッキリとしています。
雑味というものが感じられない。
本当に美味しい、おすすめです。
目の前で、ひきたてをペーパーで淹れてくれるので、新鮮さも違うのでしょう。
この前は、ほぼ満席で、カウンターの唯一空いている席に、なんとか入れてもらいました。
人気のお店は、コーヒー豆の回転も速いので、焙煎から日にちがたった豆もなかろうということで、その点でも安心です。
一口づつ、香りを楽しみ、酸味や苦味の現れ方に集中し、飲むごとに温度の変化ごとに、どのように味わいが変化していくのか、そんなことをモニターしていくのも、コーヒーを飲む醍醐味でしょう。
ただ問題は、それだと短い時間で飲み干してしまうので、のんびりとはできないことでしょうか。
あまり時間をかけて味わっていても、冷めてしまったりすれば、美味しい時期を逃すことにもなるからです。
コーヒーを飲んでいると、この温度というのが、味わいの重要な構成要素であると思えてきます。
ちょっと熱い時が、味わいの最高潮で、冷めてしまうと、美味しさも半減という感じです。
皆さんはどうでしょうか?
特に時間が経って、カップの内側にコーヒーの輪っかができるのは、中断が過ぎた証拠だと思われます。
冷えたコーヒーを流し込むのは、義務以外の何物でもありません。
やはり、美味しい時期を逃さずに味わってこそ、コーヒーを嗜むことだと言えるのではないでしょうか?
でもそうなると、すぐにコーヒーがなくなって、おかわりをするか帰るかの選択になりそうです。
本や雑誌を読んで時間をながらえても、もうあの美味しいコーヒーはないのだと思うと、「そろそろ帰るか」となるのも自然の流れ。
この辺が、アルコールとコーヒーの違いでしょう。
アルコールをちびちび舐める人はいても、コーヒーをなめて時間を稼ぐ人はいませんから。
なので、たまにお目にかかる「おかわりは半額」などのサービスは嬉しい限りなのです。
でも不思議としたことがあまりない、ミスドでは遠慮なくお代わりするのにね。