コロナの時期に、ノートテイキングを身に着けよう

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

「しゅうそく」が見えないコロナに、息苦しさも感じる夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

「しゅうそく」には二通りの漢字があります。

 

収束と終息です。「収束」は騒動が収まること。「終息」は完全に終わることだそうです。

 

なので、コロナの感染が新たに確認できなくなった状態が「収束」、その感染を完全に封じ込められた状態が「終息」だというわけです。

 

まずは「収束」を目指し、それから「終息」に向かう。

 

早く終息になりますように。

 

その一方で、京都の祇園祭の山鉾の巡行が中止になるとか。7月の行事ですよ。

 

中学の歴史の教科書にも載っている日本3大祭り。

 

どれだけ長期戦なんだ、と思わずにはいられません。

 

多くの人が、こんな時期だからこそやれることということで、いろんな提案とか問題提起をしています。

 

生活上の工夫もありますし、こういう時期だからこそ学ぼうよという積極的なものまで多種多彩です。

 

僕のおすすめは、やはりノートテイキング。

 

どうなんでしょ?ネットを使ったオンライン授業などが話題ですけど、講義を聞いてどんなふうにノートをとればいいのかとか、問題を解くときにどのようにノート上で考えればいいのか、講師の先生方は教えているのかしら。

 

講義形式で、ただ話を聞くタイプは、注意しないと、聞いておしまいになりがちです。

 

たいていの場合、講師の先生の説明は分かりやすいです。

 

でも、この分かりやすさが、実は曲者だったりするのです。

 

「分かる」と「できる」は違いますから。

 

説明を聞く分には、「なるほどそういうことか」と納得できるでしょう。

 

リアルな先生であれ、アニメなどのバーチャルな先生であれ、作っている側は本当に大変な時間や労力をかけてコンテンツ(授業)を構成しているはずです。

 

なので、聞きながら理解できる。

 

でも、そこで「分かった」ことがそのまま学力になるかというとそうではありません。

 

生徒が自分で問題を解いてみなければなりません。

 

料理番組で、プロの料理人の説明を聞いてもすぐにプロの味が出せないように。

 

説明は分かりやすいですよね。動画だったらなおさらですし、字幕(テロップ)なんかがついていたら最強です。

 

たぶん作り方を視聴したほとんどの人が、「分かりましたか?」と聞かれると「分かりました」と答えると思いますし、そこに嘘はありません。

 

でも、じゃあ、明日から厨房をお願いしますと言われると、何人の人が、「映像を見たのでもう大丈夫です」と答えられるでしょうか?

 

視聴した説明は分かった、でも問題を解くことはできない。これが世に言う、「分かったつもり」の正体です。

 

なので必ず問題を自力で説いてみないといけない。

 

あるいは、いわゆる「暗記モノ」と呼ばれる科目なら、「覚える時間」が必要です。

 

例えば「奈良時代」の講義を聞いて、奈良時代がどんな時代だったのかよく分かった、でもすぐに問題を解いても覚えきれていない事柄があるかもしれない。

 

奈良時代に関する用語を覚える時間が必要です。

 

そしてその時に、自分なりにうまくまとめたノートがあると、覚える際に威力を発揮するでしょう。

 

逆に言えば、自分で見て分かるノートを作らないといけない。

 

講義を聴くときも、映像授業の特徴として、(リアルタイムなやつは別ですが)「一時停止」ができるので、ノートをとりながら、字を書くスピードが追い付かない時は止めて書いていけばいい。

 

慣れてくると、説明のスピードに合わせてノートをとれるようになるでしょう。

 

たとえ、一見ぐちゃぐちゃに見えても、自分が理解できていればいいのです。

 

人の話を聞いてノートにまとめる、後でそのノートを見て、話した内容を自分なりに再現できる、そんな宝物のようなノートを作りましょう。

 

そのノートテイキングの技術は、本を読んでまとめる時にも応用できますよ。