紙に手書きで、アンチエイジング、肝は、デコレーション

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

相変わらずパソコンの中の人の動向が不審な夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

手書きは廃れない。

 

どんなに電子ペーパーが紙の質感をまとおうとも、どんなに入力ペンの書き味が鉛筆や万年筆に近づこうとも、「本物の紙」に、筆記具は何であれ、文字を手書きする文化は、次代に引き継がれるであろう。

 

文房具、中でも筆記具とその周囲の仲間の隆盛が、紙に手書きの文化を支えていると言っていいでしょう。

 

筆記用具なんて、要は字が書ければいいだけなのに、筆記する線の太さは言うまでもなく、最近じゃあ、インクの出具合まで、まさに千差万別、百花繚乱といった様相なのですから。

 

書くものと言えば、鉛筆、ボールペン、万年筆、そして筆ぐらいの時代から見たら、昨今の文具売り場のカラフルなことと言ったら、隔世の感どころじゃなくて、惑星を間違えたかレベル。

 

しかも近頃の流行は、そのデコレーション。

 

手帳は言うに及ばず、ノートや日記、家計簿までが、まるで絵画のキャンバスになったかのように、カラフルになっているのです。

 

ペンがカラフルなのはもちろんですが、字を書くだけではなくて、ラインを引いたり絵をかいたり、そこに加わるのが、付箋にマステに各種のシール。

 

さらに、スマホで撮った写真なんかを小さなシールに加工して、紙面が一層にぎやかになります。

 

写真を、サイン用の色紙(しきし)のような大きさの厚紙に貼って、デコレーションをする「スクラップブッキング」という手芸のようなものがありますが、まさにその手帳版ノート版といった趣です。

 

手帳やノートに何でも、多少の立体物でも、貼りこんでいる人も見受けられます。

 

貼りすぎて、大きく膨れ上がったその膨れ具合が、ステータスなのでしょう。

 

メタボのおなかよろしく、丸々とした手帳を重ねて、「タワー」を作るのも、その界隈で流行っていると聞いてます。

 

こうなると、手帳には、ただ書くだけでなく、デコレーションするといった方向に向かうのかもしれません。

 

書くだけだった時代には、使わなかった指先、切ったり貼ったり塗ったりといった作業が加わるのでしょう。

 

ますます手帳やノートを「書く」ことが、ボケ防止になっていくのでしょう。

 

今後、高齢者は増えこそすれ減ることはまずないのですから、ボケ防止の秘策としてのノートテイキングに、もっと光があたってもいいと思います。

 

今日のことを忘れずに、記憶しながら書くことで、認知症の予防になるかもしれません。

 

字を思い出して書くことで、記憶力の減退を遅らせ、脳の血流も増えると思います。

 

紙に手書き、さらには手、指先を使ったデコレーションで、老後も快適に過ごせるでしょう。

 

老後の話では、なかったはずなのですが。