ヨシタケシンスケさんのイラストが気になっています

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

セミにおしっこをひっかけられた日の夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

昔、セミは木の高いところにいた。

 

捕まえようとすると、見上げるしかなかった。

 

セミは、街路樹の目線の高さにいたり、ちょっとした茂みで、高さで言うと腰のあたりから飛び出してきたりもする。

 

セミも、高いところにいると、暑すぎるのだろうか。

 

不用意に、茂みに近づいて、というか通り過ぎようとして、びっくりさせてしまったようで、その代わりに、なぞの液体を噴霧されたのだった。

 

それは今流行りの、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、お店の入り口に置いてある消毒液のスプレイのひと吹きにも似た飛沫の感触であった。

 

これがセミのおしっこでなくて、アルコール消毒液だったら、ひと吹き分得したのになあ、と考えたのは、もちろんこの暑さで、脳が大分やられているからであろう。

 

人はいつも、目的に応じて頭を働かせているわけでもないのだった。

 

そして、日常のこういった、なんていうか、些細な、でも役に立ちそうもなく、でも捨てておけないことが気になるのは、絵本作家のヨシタケシンスケさんが気になっているからだと思う。

 

新刊が出て、雑誌の『MOE』でも特集されているのです。

 

その雑誌を探して、近所の大型書店を見て回ったのに、もう売り切れたのか見つけられませんでした。

 

女性雑誌や絵本のコーナー、子供向けの本棚など、あれこれ探したのに。

 

場違いな爺さんがうろうろしているから、若い女の子からはけげんな顔を向けられた(ように思いこんでしまう)。

 

ヨシタケシンスケさんは、いつも手帳を持っていて、その時々で考えたこと、思いついたことなどをイラストにしているそうです。

 

その手帳そのもののイラストは、小さいバインダー式のもので、はがきよりも二回りほど小さめに見えます。

 

メモがいっぱいになると、バインダー式なので外して、リフィールを補充しているみたいです。

 

ちょっとした疑問や思い付き、頭に浮かんだことをイラストでメモできるなんて、羨ましいというか、見習いたい習慣でしょう。

 

頭を働かせて、今自分が見ている景色の中で、「?」と思えること「!」と感じられることがいくつあるでしょうか。

 

これは、頭の柔らかさを試す練習にもなりますよね。

 

「これは、どうしてこんな形をしているのか」

 

「これをこんな風に使うのはなぜなのか」

 

「これの、これ以外の使い方はないものだろうか」

 

そうやって、ラディカルに問うていく練習を積めば、固定された考え方から自由になれると思います。

 

どうしても人は、今ある現状を「昔からそうだった」「これはこれで変えようがない」「これがこうであることが前提でそこからのスタート」といったふうに、物事の在り方を固定して考えてしまいがちです。

 

そこからは、問題点の改善への取り組みは出にくいのではないかと思います。

 

「なくてもいいんじゃない?」

 

「こうしてもいいんじゃない?」

 

「これと組み合わせてもいけるんじゃない?」

 

といった「!」な発想が、問題の解決に寄与するかはさておき、自らのとらわれから解放してくれる期待が持てるでしょう。

 

いきなりイラストはハードルが高くても、簡単な図式なら描けると思いますし、大体「こうでなければならない」からの自由を目論んでいるのですから、まずは書いてみることです。

 

言葉や文章でもない、かと言ってイラストでもない、オリジナルな「映像」が表れるかもしれません。

 

日記代わりに、今日のイラストを描く、そんなところから始めてみましょう。