財力さえあれば、文具を自由にできるかも、だ

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

雨でも涼しくならない夜に、手帳の時間です。

 

今日1日を丁寧に振り返りましょう。

 

今日ほど、財力があればなあと思った日はなかったのではないか。

 

なんでも、コクヨが、(ある程度)自由にデザインできる文具の販売を始めたとかで、サイトを見てみたら、われらが「野帳」が並んでいるではないですか。

 

オリジナルの深緑に加えて、白、黒の色違いがあって、その表紙の部分に自由にデザインできるらしい。

 

で、お値段1冊1100円。

 

通常価格が税込231円なので、4倍から5倍はしますよね。

 

これが、ヒカキンなら、何もためらわずにデザインして、何千冊だろうと買ってしまえるのに。

 

ああ、財力が欲しい。

 

でも、特別な万年筆なんかをのぞくと、文具の高級品と言っても、たかが知れてます。

 

これが時計なんかだと、数十万円はおろか、数千万円、果ては数億円にまで到達するのに、数千万円のシャーペンとか、数億円の消しゴムにはお目にかかれません。

 

職人が手で削ったシャー芯なんてものもない。

 

文房具の世界は、日常的でつつましやかなのでしょう。

 

高くても数千円、ふだん使いなら数百円といったあたりで、文具の世界が動いてます。

 

なので、店頭で見て気に入ったから、の衝動買いにも対応できます。

 

ショウウインドウで一目ぼれしてマセラッティを買う人もアラブではいらっしゃるのでしょうけど、日本では珍しい、でもこれが文具なら、たいていの商品は、衝動買いどんと来い、てなもんです。

 

この前買ったけど、また新しいデザインのクルトガが出たので買った、という話しは、文具の世界にはあふれていると思います。

 

狙ってたあのワンピース、いつの間にか誰かに買われちゃった、ということも、文具の世界では起こらない。

 

いつお店に行っても陳列されていますし、何なら注文だってできます。

 

今は沈静化しているようですが、一時期、オレンズでしたっけ、品薄で入荷なしなんて店頭に貼り出された、人気商品がありましたけど、それは別格で例外でしょう。

 

いつお店に行ってもそこに、いつも自分が買う定番の文具がある。

 

その安心感もまた、文具の魅力ではないかと思います。

 

コンビニのペットボトル飲料やスイーツなんて、週替わりで商品が入れ替わっているというのに、文具のコーナーは、そこだけ時間が止まったようです。

 

キャンパスノートのデザインの変遷ともなると、10年単位で追いかけないと分かりません。

 

文具ほど、ロングセラーが多い業界も珍しいのではありますまいか。

 

冒頭紹介した「野帳」なんて、1959年に発売になって、基本的にデザインは、大きくは変わっていないそうですから。

 

小さい頃からなじんできたデザインの商品が、今でも手に入るなんて、ありがたいではありませんか。

 

その一方で、新商品も次々に現れてきています。

 

昔懐かしいビックの、変わらぬオレンジのボールペンがあるかと思えば、新しいゲルインクのボールペンも横に並んでいるのです。

 

そして、財力があれば、名前入れをはじめ、いろんなカスタマイズも楽しめる、文具の世界はなんて楽しげなのでしょうか。

 

自分の買える範囲でコレクションを始められるというのも、文具の魅力ですよね。