自分のお葬式の弔辞を考えてみる
Mさんへ
こんにちは。
てらぴーだよ。
注意しないと、1年なんて、あっという間に経ってしまう。
だからと言って、毎日、しなければならないことがあるので、どこで立ち止まって考えたらいいのか、わからなくなるだろう。
それほどに、日常の力は強いんだ。
一つの処方箋がある。
それは、自分のお葬式を考えてみることだ。
縁起でもないと思うだろうか。
普段あまり考えないし、考えたくないことであるのは確かだ。
「明日死ぬかもしれないから」と言って、友人からの食事の誘いを断ったら、変な人だろう。
確かに、四六時中考えることではない。
それに、死について考えることは、葬儀の準備をすることでもない。
けれども、いつかはわからないけれど、死は確実にやってくる。
それに、いつ死んだって、その時点での、様々な後悔はあるだろう。
自分が死ぬことについて、何をどのように考えたらいいのだろう。
それを教えてくれるのが、この本だ。
天才コピーライターひすいこたろうさんの、『あした死ぬかもよ?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
そのものズバリなタイトル。
ただ読んで終わる本ではなくて、自分の死について掘り下げて考えるための質問が散りばめられていて、その答えを書き込めるワークブックになっている。
「死ぬときに、どんなことに後悔するか?」とか、
「墓碑銘に、どんなことを書いて欲しいか?」とか、
「弔辞で、何を言って欲しいか?」とか。
それらの質問は、結局は、どのような人生を送りたいか、人生の質をどうしたいのか、ということなのだと思う。
さて、あなたは、自分のお葬式に、どんな人がやってきて、どんな風に語られたいのか。
それがこれからの生き方を方向付けるんだ。
時間をとって、ノートに向き合って欲しい。
ではまた。