野帳60周年をことほぎたい
こんにちは。
てらぴーだよ。
我らがコクヨの測量野帳「スケッチブック」が、今年で60周年なのだそうだ。
人間で言えば還暦。
これはめでたい。
記念の測量野帳も販売されているとか。
石川県では、まだ未確認です。
でもまあ、金沢では、近年、ロフトができたり、東急ハンズが来たりしているので、地元の文具屋にはなくても、どちらかにはあるでしょう。
年間100万冊を販売しているそうです。
100万冊とはすごい。
でも、もともとが、測量野帳の名の通り、測量業務の方たちのために開発されたもの。
通常の、クロス張りのものは、3種類ありますよね。
てらぴーは、さすがに測量専門のレベルブックは使いません。
はるか昔、1冊だけ買ったことはあったはず。
でも、あの特殊な罫線を使いこなせなくて、また無視もできなくて、お蔵入りです。
なので、もうほぼ100パーセント「スケッチブック」の「ヤチョラー」でございます。
どうでもいいけど、この「ヤチョラー」は、何とかしてほしい。
「アムラー」とか「カツマー」にあやかろうというネーミングなのでしょう。
でも、語呂というか語感が好きじゃない。
じゃあ、どんな呼び名がいいのかというと、困ります。
どこぞの野党と同じく、代替案がありません。
それはともかく、少なくとも、ここ10年以上「スケッチブック」のユーザーです。
野帳には、3種類あるのですから、100万部とはいえ、わが「スケッチブック」は33万部あたりになるのでしょうか?
測量だけでなく、フィールドワークにも使われていますよね。
文化人類学とか、生物学、考古学など、とにかく、野外に出て観察・調査などをする学問全般に使われているものと思います。
てらぴーのそもそもの始まりも、考古学でした。
考古学というと、なんだかアカデミックですが、単に、発掘のお手伝いをしただけです。
大学で日本古代史を専攻していました。
文献史学でしたが、考古学も必要なので、発掘も経験しておいたほうがいい、という動機で。
その時に、先輩から、野帳の存在を教わりました。
発掘の現場では、ほとんどの方が、使っていたと思います。
そうして少しづつ「ヤチョラー」になっていったのです。
野帳は、本来の測量の現場にとどまらず、学問のフィールドでも大活躍。
そして近年では、手帳売り場にまで、その活躍のフィールドを広げてきています。
作りがシンプルなので、応用が利きますよ。
特に方眼の「スケッチブック」は、方眼であることから、縦にも横にも書けますしね。
地図やイラストにも最適です。
スクラップもできますし、1万円がすっぽり挟めるので、緊急のお財布代わりにもなります。
メモ帳として使ってもいいし、まとまったノートとしても使える、発売60周年を迎えて、新たな可能性がどんどん広がってます。
ちなみに、てらぴーと野帳って、同い年だって、知ってました?