自己紹介してみよう、8時間で

Mさんへ

 

こんにちは。

 

てらぴーだよ。

 

たいてい誰かと「はじめまして」の時、自己紹介をするよね?

 

あなたもこれまでに何回もしてきたことでしょう。

 

最後の自己紹介は、今の職場でかしら。

 

さて、その自己紹介、1分でお願いしますだったら、割合簡単だよね。

 

1分だと、これまでの経歴のさわりで終わるかな。

 

5分ではどうだろう?

 

これまでの履歴に、少し説明を加えられそうだ。

 

でも、まだ自分の表面を撫でただけかも。

 

10分となるとどうかな?

 

かなり詳しく話しができると思う。

 

でもこうなると、事前に準備が必要だよね。

 

話す順番とか、内容の精査とか深さ、取捨選択が必要になるだろう。

 

さてそれでは、「8時間」となると、どうする?

 

8時間の自己紹介なんて、したことがないだろう。

 

その前に、できるのか?って思うよね。

 

これだと、それまで話してこなかったことについても、何を話すのかどこまで話すのか、検討が必要だ。

 

例えば、短い時間だと、「小学校を出ました」なんてことは、省略できるけど、8時間ともなると、どこそこの小学校で、こんな小学生でしたといった説明をしないと時間がもたないよね。

 

それも、通り一遍の話ではなくて、詳しいエピソードなんかを交えないと、どんな小学生だったのかとか、どんな小学生時代を過ごしたのかがうまく伝わらないと思う。

 

逆に、何かしらのエピソードがあるとわかってもらいやすくなる。

 

「ちょっと待って、8時間も自己紹介するって、どんな場面?」って問い正したくなったかもしれない。

 

じつは、「8時間」に大した意味はない。

 

9時間でもいいし、5時間でもいい、2日間でもいいんだ。

 

要は、時間を気にせずに自己紹介してみたらどうなるのか、そうなると、自分の人生の深掘りをしなければならなくなるだろう、と考えたんだ。

 

そうでもしないと、自分のこれまで人生についての棚卸しなんて考えないと思ったんだ。

 

でも、8時間ノンストップではないものの、それくらいの詳しさで自己紹介したことはあると思う。

 

例えば、恋人と付き合っていく中で。

 

付き合いはじめの頃は、相手のことをよく知りたいから、いろんなことを話すよね。

 

細かいことまで知りたくなるよね。

 

いろんな質問を浴びせたり、相手からも投げかけられたりしたでしょう。

 

恋人と付き合うのって、ある意味異文化体験だから、びっくりすることだってある。

 

常識とか生活の仕方とか、異星人かよっていうほど違うから。

 

あれ?そうじゃなかった?

 

何かあるたびに、相手に問いただしたり、理由を聞いたりしなかった?

 

そうやって少しづつ理解が進んで、気がつけば、相手のことを何でも知ってる、そんな関係にならなかったかな?

 

自己紹介は、自己発見でもある。

 

自分て結構色々やってきたんだ。

 

忘れていたけど、こんなことが好きだった。

 

それはまるで、新しい自分を見つけるようなものだ。

 

自分の深掘り、面白いから、一度(と言わず、何度でも)やってみてほしい。