ダイソーは無印の夢を見るか
こんにちは。
てらぴーだよ。
ハガキより一回り小さいサイズのメモパッド。
紙を集めて上をノリで閉じただけなので、誰が作っても同じようなものになる、のかな?
それにしてはあまりにも似ているこちら。
無印の定番のメモパッドとダイソーのものでございます。
パッと見そっくりです。
大きさは三つともA6です。
ダイソーのものには明記されてますが、無印の方は書いてないです。
今流行りのA5ノートの半分ですね。
無印はまさかの国産。
ダイソーのは安定の中国産でした。
無印が200枚、ダイソーは、意地を見せて250枚。
大きさは全く同じ、無印が200枚で税込84円、かたやダイソーは、250枚で税込108円。
ただしダイソーは、税込表示ではないので、税率が上がれば108円ではなくなる可能性があります。
紙質は、ダイソーのが、ダイソーの製品でよく見るクリーム色っぽいわら半紙風、無印は古紙50パーセントの再生紙で灰色っぽい色味となってます。
枚数から言えば、ダイソーでしょうけれども、無印の国産も捨てがたい。
紙を集めただけと書きましたが、ただそれだけではありません。
表紙と製本テープ、それに裏表紙に当たる一番下になる紙、台紙としましょうか、ここに工夫がありました。
無印は、表紙が濃いめのクラフト紙、紙も厚めです。
背表紙には製本テープ。
そして、表紙よりも厚い台紙という構成になってます。
税込84円でも手を抜いてない、という意気込みが感じられます。
思えば、この製品、かなりのロングラン商品だと思います。
ほとんど無印の歴史と重なるのではないかしらん。
それだからこそ、国産なのでしょうか。
対してダイソーのは、かなり早い段階でモデルチェンジが行われた模様です。
表紙を取り巻く作りは、「ダイソー1」では無印と変わりません。
クラフト紙の表紙があり、製本テープで外装され、ボール紙の台紙で締めくくられてます。
写真では、ラベルのある裏の台紙の方を表にしています。
ところが、「ダイソー2」になると、部品点数が変わります。
それまでは、無印と同じ、「表紙・製本テープ・台紙」でした。
ところが、「3点もいるかね?」との経営的判断がなされたのでしょうか。
製本テープがなくなり、表紙から裏表紙まで、一枚のクラフト紙がくるりと巻かれたような仕様になってます。
部品点数で言うと、表紙紙(ひょうしがみ)1点です。
3点あったものが1点になりました。
おそらくそれに合わせて、製造工程も省力化が進んだことでしょう。
あっぱれダイソー。
省けるものは省く。
そうすることで、無印のメモパッドとそっくりだった外観も、そこはかとなく差別化できているように思えます。
表にすると、この通り。
オリジナルにこだわらずに、手軽に買えてガンガン使える製品をこれからもお願いします。