コクヨの野帳「スケッチブック」にビジネスバージョンが加わるそうです
こんにちは。
てらぴーだよ。
曇りだけど暖かい夜に、手帳の時間です。
今日1日を丁寧に振り返りましょう。
手帳の構成要素としては大きく二つ、スケジュール機能とメモ機能でしょう。
ノートのような綴じ手帳の場合、どんなにメモページがあっても、1年という期間を考えたら無くなってしまうもの。
それよりは、メモ機能は「外注」すればいいのです。
早い話が、手帳とメモ帳を分けるということです。
そしてそのメモ帳としておすすめなのが、コクヨの測量野帳「スケッチブック」です。
1959年に、ということは今上天皇に先立つこと1年前に、生まれております。
「測量」ように発売されたので、罫線のあるものもありますが、測量用の特殊な罫線なので、それよりは、3ミリ方眼の「スケッチブック」が、メモ帳として使い勝手がいいでしょう。
大きさは、胸ポケットには入らないけど、内ポケットには入るサイズです。
中の紙の大きさが、ちょうど1万円札が隠れるくらい。
だから、お札入れにも転用できます。
硬い表紙の中は、コピー用紙よりは厚めの紙が40枚、80ページの構成です。
表紙は、折り返してほぼ360度、つまり表紙を裏表紙にくっつけることができます。
すると、硬さも2倍になって、外で立ったまま筆記がらくらく可能。
「野帳」すなわちフィールドノートと言われるゆえんでしょう。
3ミリ方眼の罫線の色は明るいブルー。
これもまた「スケッチブック」の特色だと思います。
そんな測量野帳「スケッチブック」ですが、ここにきて、コクヨから「ビジネス」仕様が発売になるそうです。
今の表紙は、濃い緑色のクロス張り。
これが、ビジネス向けなのか4色になるとか。
中紙の、3ミリ方眼は変わらないものの、一番の変更点は、罫線の色が、ビジネス用に薄い灰色になるのだとか。
3ミリ方眼が変わらないのには安堵しました。
ほぼ日手帳も3.56ミリとか、そんなすごい半端な、どうやって引いたんですかの方眼でもあるので、それに、コクヨから出している「ジブン手帳」も中身は方眼なので、ノートみたいな罫線よりは、方眼で行こうと決断されたのでしょう。
でも、罫線の色が灰色か。
ビジネス用ということらしいですけど、薄い青、明るい青は、ビジネスに向かなかったか、とちょっと残念。
欧米では、青のボールペンが標準みたいなところがありますけど、日本では黒ですから。
1980年代前半、日本で最初のシステム手帳のブームが起こったころ、日本の筆記具の基本は黒だから、罫線は青の方が字が映える、という理由で、リフィールの全種類、ブルーの罫線というシリーズがありました。
プラスから発売されたのですが、色合いはきれいだったのに、「黒での筆記が多いから罫線は青」というコンセプトは、普及しなかったようです。
今回のコクヨの、罫線はビジネス用途だから、青ではなくて薄い黒(灰色)というのも、同じような発想なのでしょうか?
うーん、スケッチブックの薄いブルー、気に入ってるんですけどね。
軽い感じがするのでしょうか?
ビジネスの場にその罫線は何だ、なんて叱責されるのかしら。
でもまあ、発売されたら4色4冊とも買いますけど。
この前、久しぶりに近所の「無印」をのぞいたところ、B5、80枚、無地のリングノートが復活してました。
無印ではもう10年ほど前、黒色のクロス張りの野帳(スケッチブック)が売られていました。
今回の、ビジネス用の野帳の発売で、人気がさらに高まれば、無印での復活もあるかもしれません。
書く場所を選ばない野帳は、メモ帳としてほぼ完成してます。
これを機に、さらなる新製品の投入が続きますように。
個人的には横開きのスケッチブックの復刻が望まれるところです。