脳はナビシステム、具体的な目的地を入力しよう
Mさんへ
こんにちは。
てらぴーだよ。
あなたの中で、目標は、どれだけ具体的になっていますか?
あなたの車にも、ナビが付いているでしょう。
そのナビで、どこかに行くときに、目的地を入力するよね?
でも、目的地が曖昧だったり具体性に欠けると、ナビはどうすることもできない。
目的地への道順を示せない。
その前に、入力もできないよね。
タクシーに乗って、「どちらまで?」と聞かれて、「にぎやかなところ」と言ったところで、運転手さんが困惑するだけでしょう。
それでも、運転手さんが「にぎやかなところ」に連れて行ってくれたとしても、あなたは「うーん、なんだか思っていたのと違う」と感じるかもしれない。
「もっと、こう、屋台かなんかが並んでいるような」と説明し出したら、運転手さんはこう言うと思う。
「だったら、最初から言ってくださいよ」
あなたの中には、あなたを目的地へと誘う、高性能のナビがある。
あるとは言え、そのナビに、目的地、あなたが本当にたどり着きたいところを具体的に具体的に入力しないと、動いてはくれないのです。
ラーメン屋さんでも花屋さんでもいいからお店をやりたい、程度では、目標とは呼べません。
お店を持つにしても、(できるかどうかは別にして)どんなお店がいいのか、外観はどうで内装はどんな感じで、どれくらいの広さで、絵に描いたらこんな感じ、そのイメージを何度も何度も反芻する。
そうすると、どんどん具体的になる。
絵に描いたり文章で説明したり、ディティールにこだわって書いてみてほしい。
具体的なアンテナが立つと、それに見合った情報も飛び込んでくるようになりますよ。
と言うより、気が付きやすくなる。
漠然と思っていたら、漠然とした情報だけがあなたを包む。
「車が欲しいなあ」と思っていてもあまり変化はないと思うけど、「ニッサンのマーチに乗りたい」と思い始めた瞬間、世の中マーチだらけだ、と言うことに気がつくのと同じ。
脳は、指向しているものを捉えるのが上手。
だからこそ、目標、つまり行きたいところを具体的にイメージして、脳にインプットする。
そのためには、目標が絵や文章で具体的に説明できるようになっている必要がある。
どうやってたどり着くのかは、わからなくてもいいんだ。
まずは、書いてみる。
納得のいくまで何度も書いて書き直して、自分の中のナビを動かそう。