あの頃、脱脂粉乳のコーヒー味が好きだった

ところでコーヒーの話だが、時折ミスドのカフェオレが飲みたくなる。

 

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まだカフェオレがなかった頃は、ブレンドにミルクならぬ「白く色付けた植物油脂」を何個も投入して飲んでいたものだ。

 

その頃、女子高生たちの間で、ミスドのコーヒーに「コーヒーフレッシュ」を4個ぐらいと砂糖をこれでもか!って入れて甘くすると「脱脂粉乳のコーヒー味」になると評判になっている、と聞いたのだが、今時の女子高生が「脱脂粉乳」の味を知っているわけもなかろうと思ったので、あれは、何かしらの都市伝説だったのだろうか。

 

脱脂粉乳、アルミのちゃっちいカップに注がれるアメリカからの援助物資。

 

たまに何かの折に、どうした理由があるのか、「コーヒー味」になったのだ。

 

なぜ、年端もゆかない園児や児童に「コーヒー」だったのか。

 

コーヒーそのものは、お子様にはご法度だったはず。

 

家にネスカフェのインスタントがあったけど、それは大人用で、お子様は「眠れなくなる」という理由で飲ませてはもらえなかった。

 

それなのに、脱脂粉乳にまぜれば、カフェインの効き目が何かと相殺されて安全にでもなるのか、幼稚園の園児にも与えられたのだ。(証人としててらぴー)

 

それとも、マクドナルドの藤田田(ふじたでん)のように、小さい頃に食べさせておけば、成長しても食べるようになる、との戦略があったのだろうか。

 

余談だが、この藤田田の「小さい頃からマクドナルドに親しませる」やり方は、企業としては、仕方ない部分もあるのだろうが、悪魔の仕業だと思う。

 

それなのに、企業を成長させたとしてもてはやされている不思議。

 

稲盛さんはどう思っているのだろう。

 

それはともかく、脱脂粉乳だ。

 

あれほど、日本の学校給食に普及していたはずの脱脂粉乳だが、ある時を境に牛乳に切り替わってしまった。

 

その時担任の浜先生(独身)は 、

 

「今まで飲んでいた脱脂粉乳は、アメリカでは、豚の餌でした」

 

とおっしゃったのです。

 

びっくりしましたが、一方で貧しかったてらぴーは、アメリカの豚が少し羨ましくもあるのでした。

 

あんなに楽しみにしていたコーヒー味の脱脂粉乳を、アメリカの豚は、もしかしたら、毎日飲んでいるかもしれない。

 

コーヒー味なので、豚に与えられたかは不明のまま大人になりましたが、脱脂粉乳の思い出は、遠くなるばかりです。

 

途中から、「ですます調」に変わってしまい、申し訳ありません。